団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

行政

日本はいい国なのか

先日、休日にテレビをつけていると、「小さな旅」という番組が放送されていました。 播磨灘に浮かぶ家島諸島の坊勢島という2000人ほどが暮らす島が舞台です。 漁業を生業とするこの島では、人口がこの20年で4割も減ったといいます。 人口減少は漁業に…

お粗末なマイナ保険証のひも付けミス

マイナンバーカードと一体化した健康保険証(マイナ保険証)に、誤って別人の情報がひも付けされたケースが2021年10月~22年11月に7312件確認されたことが公表されました。 そしてこのうち5件で閲覧されていたといいます。 ひも付けミスの被害者の一人は…

愛国心とはなんだろう

自分を含めて、日本の戦後世代は愛国心が希薄だといいます。 第二次世界大戦で敗戦国となった日本の為政者たちは、教育の方向性を見失い、義務教育における歴史教育にいたっては、近代史にほとんど時間をかけず、走り抜けるように教科書をなぞってお茶を濁し…

保育施設の4割が定員割れ!?

つい最近まで「子どもを預けようにも保育施設に空きがない」とニュースで取り上げられて、問題となっていました。 しかし今度は「県庁所在地や政令市など保育の需要が大きい103自治体の保育施設の少なくとも約4割が、今年4月入園の1次選考終了時点で定…

育児休業制度改革も賃上げ奨励も大企業のためのもの?

私の次女のパートナー(夫さん)は自営業です。 休みは日曜日のみで、年に何度かはまとまった休みを取るようにして、バランスをとっているようです。 政府は少子化の克服を目指し、育児休業制度を抜本的に改革するとの方針を打ち出しました。 私の現役の頃、…

別れと出会いの季節がやってきた

職場の若いスタッフが4月から転職することになりました。 私は時々しか出勤しないので、久々に会って尋ねたら、某社グループ内の派遣社員の異動にまつわる支援や相談の仕事に就くことが決まったとのことでした。 行政からの委託をうけた事業を中心に行って…

中国の農村部老人の貧困が深刻

中国では高齢者の自殺率が高いことが問題となっています。 特に農村部の老人の自殺率が高いようです、若い人が出稼ぎのため都市部へと移り住み、老人だけが農村部に取り残されているのです。 しかも都市部で働く若い人達も十分な所得を確保できる層ばかりで…

衰退する町に子供の声を取り戻す

実家に行った時に、朝はやく近くを散歩することがよくあります。 観光地なので、ホテルや旅館は営業していて、それなりに活気はあるのですが、それ以外は、高齢者ばかりが住んでいる“限界集落”のようなところです。 近所の人が亡くなって、そのまま家が残っ…

非正規公務員の待遇改善は実現できるのか

物価高騰の現状を踏まえ、また日本再生の決めてと位置付け、政府や労使は「賃金の上昇」に向かって機運を盛り上げようとしています。 民間の賃金が上がれば、人事院の勧告を受けて公務員の給与も上昇することでしょう。 しかし以前から問題になっている非正…

勤勉は美徳?

「日本人は勤勉だ」というのが海外から見た日本人評です。 “勤勉は美徳”と思っている日本人は、年配世代を中心に少なくないと思います。 コロナ禍が続く中で、エッセンシャルワーカーと呼ばれる職種の方々の活躍が称賛されています。 そんな中、昨年暮れの1…

今回も優秀な人材が辞めていく

私が非常勤で関わっている職場で、年が明けてから職場のマネージャーに、一昨年から勤務している若手の男性職員から3月いっぱいで退職したいと申し出があった旨の報告を受けました。 彼は母親との二人暮らしをしていますが、母も高齢になり、将来のことを考…

円安の荒波を何とか乗り切らねば

円安が定着しそうな様相です。 収入が上がらない中でのほぼ全ての日用品の値上がりは、私たちの生活を脅かしていることに間違いありません。 特に私たちのような年金生活者においては、物価高騰の脅威は殊更です。 今後も円安基調が長く続くのであれば、生活…

資源の乏しい日本を、政治はどう再生できる?

今度の週末は参議院議員選挙です。 早くもマスコミは、自民・公明の政権与党の過半数確保は確実、と伝えています。 こんな報道が先走って伝えられると、結果が分かっているのなら選挙に行かずともいいか、などと白けた雰囲気になってしまうのは私だけでしょ…

食料の自給率を高めることが急務となってきた

ロシアのウクライナへの軍事侵攻を機に、小麦の生産量6位のウクライナの生産減の影響を受けて食糧危機に陥っている国がいくつか出てきました。 のみならず、穀物、肉類、乳製品などすべての品目で騰勢が収まる気配はありません。 中国の需要急増や新型コロ…

非民主主義国家の方が民主主義国家より多いとは!

世界の国家は増え続けています。 東京オリンピックの開会式においても、「こんな名前の国があるんだ」などと何度も思いながら見ていたものです。 独立や民族自決などで、現在では196カ国の国家があるのです。 このうち、民主主義を採用する国家の人口は4…

人生の最後まで、生き生きと過ごせる場所

私は今、某NPO法人で週に2日ほどお手伝いをしています。 そのNPO法人の創始者の元理事長が、生前「将来、年を取っても楽しく生き生きと暮らせるグループホームのような施設を作りたい」と言っていたものです。 しかし夢半ばにして、若くして他界してし…

デジタル化の遅れを取り戻せるか

自粛宣言の解除にともなって、各飲食店はこれまでの売上の大幅減少から抜け出そうと、祈るような気持ちで奮闘しているようです。 ただ、ピーク時に混雑したりすると、順番待ちの長い行列が「密」を招きかねません。 山梨県・河口湖近くにある」ほうとう専門…

ガソリンスタンドをこれ以上減らしてはならない

我が家の近くにあるガソリンスタンドは、コンビニを併設して長年営んできましたが、1年ほど前にコインランドリーを設置して、いまは結構繁盛しているようです。 我が家でも季節の変わり目などに、布団や毛布などの大物を、コインランドリーに持っていき洗濯…

何をやるにも“遅い”日本

米軍がアフガニスタンからの「撤退終了」を宣言しました。 日本政府は、大使館やJICAで働くアフガン人職員と家族等約500人の国外退避を目指して自衛隊の輸送機3機を派遣しました。 しかし、邦人1人を退避させただけで、アフガン人協力者らは取り残され…

またしてもアナログな対応ぶりが目立っています

渋谷の若者向けワクチン接種会場に大行列ができたことが話題になっています。 昨日も早朝からできた行列が、会場から1キロほど離れたJR原宿駅近くまで伸びています。 このところの若者への感染急拡大をうけて、彼らの必死さぶりがみえてきます。 しかし都…

開催を危ぶむ声が一段と強まっている

大勢の国民の反対を押し切って強行開催するオリンピック。 さらに開催地の飲食店に、アルコール飲料の提供の自粛要請をしておきながら、オリンピック選手村において「ステークホルダーとの関係を配慮」という名目で、 アルコール飲料の提供を検討していた関…

水道管の劣化問題に手をこまねくな

昨日、私の住む集合住宅の増圧ポンプの点検作業が行われ、作業中1時間ほど断水になりました。 断水の時間帯に外出していれば何の問題もなかったのですが、たまたま私も妻も、そしてリモートワーク中の娘も家にいる時間帯でした。 断水になる前に昼食を終わ…

ワクチン接種会場のまわりは大混乱?

昨日4日ぶりにオフィスに行くと、スタッフが入口付近にかたまって何やら話し合っています。 近づいてみると新しい案内物がスタッフの前にあります。 挨拶をした後、スタッフに聞くと「今日から上のフロアでコロナワクチンの接種がはじまります。ついては、…

「1日100万回のワクチン接種」どうしたらできる?

今週から全国で新型コロナウィルスワクチン接種が本格的に始まりました。 菅総理は「1日100万回の接種を目指し、7月末までに65歳以上の高齢者の接種を完了する」と言っていましたが、ふたを開けてみれば接種体制の遅れが顕著です。 最初から無理だと…

ワクチン接種開始は何故にこうも遅いのか

再び感染拡大の懸念が広まっています。 特に関西での感染者の増加は、感染力が高いとされる変異型ウィルスが影響しているとの専門家の指摘もあります。 国や関係自治体が、飲食店の時短営業の要請に再び乗り出すようですが、それ以外に講じる対策はないので…

高齢者のスマホ利用増を目指し、料金値下げを加速せよ

街中で、高齢者がスマホを持って通話をしたり、検索をしたりする姿を以前より多く見かけるようになりました。 通話はともかくとして、心もとない指の操作をしているのを見ていると、間違えなければよいがとハラハラすることがあります。 もっとも私も立派な…

不条理感と折り合いをつける日々

東日本大震災から10年の歳月が流れます。 毎年3.11が近づくと、思い出したように、メディアがこぞって被災地の復興の様子を取り上げます。 今回10年を迎えるにあたって気になるのは、あの震災が徐々に記憶から忘れ去られようとしているのではないか…

社会の片隅に追いやられた人達~車中生活者~

昨年11月、アメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」の翻訳文学部門に選ばれた作家の柳美里さん、対象となった作品は『JR上野駅公園口』でした。 彼女は、「居場所のない人のために魂の避難所となるような物語をこれからも書いていきたい」と話してい…

官僚のテレワークが進まない

緊急事態宣言のもと、国は民間企業に出勤7割減を要請しています。 しかし行政の足元である霞が関の官僚のテレワークは全く進んでいません。 いま衆議院では予算委員会が開かれていますが、テレワークどころか、国会が開かれている時の官僚たちは、国会議員…

バイデン新政権と同盟国は人権抑圧に立ち向かえるのか

米国バイデン政権が始動しました。 大統領に就任するやいなや、「パリ協定への復帰」「世界保健機関⁽WHO⁾からの脱退手続きを撤回」をはじめとした15の大統領令を打ち出し、トランプ政権が残した混乱の収束を急いでいます。 対外的には同盟国との関係強…