*[言葉]
次女夫婦から“お食い初め”を行いました、とのメールが妻のところに届きました。 お食い初めは生後100日を記念して行われる行事です、平安時代頃から行われている伝統的な行事で、一生食べることに困らないように、と赤ちゃんの健やかな成長を願うものです…
妻の口癖に「私は目の前に人参をぶら下げられないと頑張れないのよ」があります。 私の定年後、時間だけは余るようになってからというもの、あちこちの“おいしいもの屋さん”を見つけてきては、行こうと誘ってきます。 最近ではコロナが収束した後、観光振興…
一昨日、近所での用事を済ませて帰宅する際、宅急便のお兄さんが沢山の荷物を抱えてエレベーターホールに立っていました。 エレベーターが降りてきて、ドアが開くと、遠慮がちに私の方を見ました。 コロナ禍以来、他の人とエレベーターに同乗することを避け…
長い間続いている“花見の会”が今年もオンライン形式になってしまいました。 主催者さんは「今年こそ、皆で集まって花見をしたい」とおっしゃっていただけに、残念がっていました。 この会はもう10年も続いている集まりです。 メンバーは主催者さんの旧職場…
以前私が勤めていた職場には、「喫煙ルーム」というものがありました。 ガラス張りの部屋で、通りがかる職員が中を見て、「またアイツこんな所で油を売ってやがる」などと言う目で見られたものです。 そんなある日、中途入職で入って来た同僚の職員が、「喫…
昨日は家人が出払って一人で家にいました。 そんな折、ふと先日亡くなった元職場の先輩Aさんのことを思い出しました。 Aさんは、決して他人の悪口を言わない人でした。 そして、他人を褒めることがとても上手な人でもありました。 当時、仕事上での相談事…
以前の勤務先の先輩だった人から電話がありました。 子ども食堂を運営する団体でボランティア活動をしていることは聞いていました。 電話の主旨は、いま活動をしている組織を「公益団体」として申請登録したいので、協力してほしいというものでした。 子ども…
コロナ禍の中で行われた東京オリンピックも終わりを迎えようとしています。 次々と台風がやってくる中、ぎりぎり影響を受けずに閉幕できそうなのは、幸いです。 前回の東京オリンピック閉幕後に、市川崑監督による記録映画『東京オリンピック』が制作されま…
教育分野のデジタル化をすすめる必要性が叫ばれています。 しかし小中学校の教科書のデジタル化をめぐっては、極端にデジタル偏重を急ぐべきでないと、多くの識者が警鐘を鳴らしています。 私も勉強は、紙ベースで読み、書き、まとめるという学習環境で育っ…
東日本大震災から10年の歳月が流れます。 毎年3.11が近づくと、思い出したように、メディアがこぞって被災地の復興の様子を取り上げます。 今回10年を迎えるにあたって気になるのは、あの震災が徐々に記憶から忘れ去られようとしているのではないか…
SNSを介して、あふれるような量の言葉が瞬時に届けられる時代になりました。 私は頻繁にメールなどでやりとりするのが億劫で、あまり利用してはいませんが、妻は職場の仲間などとよくやりとりしています。 そのやりとりを傍で見ていて、情報ネットワークの広…
昔から感じていることですが、言葉によるコミュニケーションは難しいと思うことが度々あります。 軽い気持ちで言ったことが、相手を不快に思わせたり、傷つけてしまったりすることが幾度となくあったからです。 そんな折、新聞に目を通していましたら、人生…
いつの頃からか正規労働者・非正規労働者という分け方で働く人たちを区分するようになりました。 それ以前は、主婦などが家事の合間に働く「パートさん」がいて、それ以外は正社員という形で分けられていました。 正社員のなかでもジェネラリスト・スペシャ…
昔はこの暑い時期に、仕事が終わると、職場の仲間と街をそぞろ歩きながら、飲み屋を覗き込んでは暖簾を分け入って、冷たいビールを注文するという時間が一日の予定に組み込まれていました。 気が付けば、終電間際の時間になっていて、慌てて駅に向かうという…
今回の国の観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンが決まる経緯をみていて、「あ~、またやっているな」と感じてしまいました。 このキャンペーンを前倒しで実施しようとした矢先に、東京で感染者が急増してきました。 この状況をみて、多くの専門家が…
【通るたびに読む詩】 東京のJR線西日暮里駅から東京メトロ千代田線に乗り換えり際に、千代田線ホームに降りるエスカレーターがあります。 下りエスカレーターの乗ると前面の壁に「その一言」という詩が掲げられていて、通るたびにそれを読んでいます。 そ…
コロナの影響でしばらく休業していた行きつけの床屋さんが再開しました。 自粛生活で放っておいた髪が伸びきっていましたので、早速髪を切ってもらおうと床屋を訪ねました。 最初は休業している間の苦労話などに花が咲きました。 しかししばらくすると急に黙…
経済活動再開にむけて模索が始まりました。 新しい生活様式を前提の経済活動再開ですから、3つの密⁽密集、密閉、密接⁾をなるべく避けることに変わりはありません。 昨日は場所によっては30度を超す陽気になり、仕事の帰りに思わずビールを飲みたくなり、何…
【面会謝絶で様子を見に行けない】 義母が施設に入って1ヶ月が過ぎました。 インフルエンザ対策に加えて、コロナウイルス問題もあり、当面面会は出来ない状態が続いています。 妻は母親が施設にうまく馴染んでいるかと気を揉んでいます。 その間に、見学に…
【感情に振り回され続けてきた私の人生】 感情をコントロールする、これは本当に難しいことだと思っています。 若い頃はこみ上げてくる様々な感情に振り回される日々を送ってきました。 齢を重ねていくうちに、最近では妻と議論をしなくなりました。 感情的…
「中心」を広辞苑でひくと、➀まんなか。㋑周囲や両端から等距離にあるような点とそのまわりの部分(㋺以下省略)、②すべてがそこに集まり、そこから出るというような働きをするところ。その位置。③心の中。心の底。㋑内心、胸のうち(㋺省略)。とあります。 ふ…
【孤独、ひとり】 「孤独」や「ひとり」という言葉は、どこか寂しげな響きです。 少子高齢化や晩婚化に伴って、確かに「ひとり」という言葉には、孤独な“独居老人”とか“寂しい独身”といった負のイメージがつきまとっていることも事実でしょう。 【独居高齢男…
【会話する頻度が2週間に1回以下!】 私が住むマンションでも、奥様に先立たれて一人で住んでいる高齢男性が何人もいます。 皆さん気ままに暮らしておられるように見えるのですが、立ち入ったことまで訊くわけにはいきませんので、実情はよく分かりません。 …
【急な旅行計画】 今夏に私のマンションに大規模工事が入り、日中水が使えない日が3日間ほど発生することになりました。 そこでその間、旅行にでも出かけようという事になり、宿探しを始めました。 丁度夏休み期間のトップシーズンにあたりますので、希望す…
【対話的学び】 昔アメリカを訪れたときに、日本の小学校にあたるエレメンタリースクール(elementary school)を見学する機会がありました。 どんな授業をするのだろうと興味津々で教室に入ると、ファシリテーター役の教師のもと子供達が元気よく手を挙げ、自…
【聴き上手な魚屋の大将】 近所の魚屋さんが店を閉めることになりました。 スーパーに比べるとちょっと値段が高いのですが、新鮮な魚を揃えていて、「今日はおいしい魚が食べたい」となると、その店に出かけていったものです。 行くと必ず近所の主婦が魚屋の…
【部下育成の難しさ】 IPS細胞の発見で今や医療発展のために大活躍の山中伸弥教授にも部下指導・育成の悩みがありました。 山中教授クラスともなれば、「黙って俺の背中を見て、ついてこい!」で皆がついていきそうな気がしますが、そう簡単ではなかったので…
【まんが日本昔ばなしは大人のファンの方が多かった】 「まんが日本昔ばなし」を子どもと一緒によく見ていました。 仕事のストレスを癒すうえで、私にとってとても貴重な番組でした。 「むか~し、むかしのことじゃったぁ」の常田富士夫さんと市原悦子さんの…
【暮れの大仕事】 そろそろ今年の年賀状作成に取り掛からねばなりません。 毎年、年賀状交換をしている付き合いは、数年前まで年々増え続け、暮れになると「年賀状作成作業」に膨大な時間を費やしていました。 毎年この時期になると、何とか作成時間を減らす…
【懐かしいCM】 竹村健一氏がパイプ片手に視聴者に語りかける。「電話の長いヤツ。資料の持ちすぎのヤツ。この2種類の人間が一番仕事でけまへんな。私なんかコレだけですよ。コレだけ!」と言いながら自分の小さな手帳を見せびらかす。 このCM(1980年頃)は…