団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

*[自然]

春は好きな季節だったのに

私は若い頃は花粉症とは全く無縁でした。 職場の同僚に花粉症の人がいて、苦しそうに呼吸をしているのを見て、なぜ花粉ごときにそんなに反応するのかと不思議でした。 ある時、皆で旅行に行った時に、花粉症の同僚が「この先に杉林がある」と呟きました。 し…

気温差についてゆくのが大変です

先週までの季節外れの高い気温の中、いつまでも残暑が続いているかのような気持ちで生活していました。 先週末から寒気が下りてきたことで、様相は一変、関西では“木枯らし1号”が観測されたようです。 金曜日から実家に行っていた私は、土曜の朝に気温が急…

人類は「ゆでガエル症候群」に陥ったか

先日実家を訪ねたら、扇風機が1台増えていました。 実家は海抜数百メートルの山間地で、夏でも朝晩は肌寒いくらいの日が多い地です。 60年も前に買った1台の扇風機で夏の暑さを凌いできたのですが、今年は暑さが格別のようで、弟が見かねて新たに1台扇風…

地球を熱波が覆う時代になりました

先月、異例の早さで“梅雨明け”をした日本では、数日間各地で40度に迫る気温の日々が続きました。 湿気を伴う日本の夏は、世界的にも“暑い国”として、もはや有名になっています。 しかしここにきて世界の各地では、連日40度に達する気温を記録しています。 ポ…

灼熱の日本列島、今年の夏を乗り越えられるか

毎日暑い日が続きます。 年齢を重ねると、暑さは本当に身に応えます。 少し出歩いただけでも、家に戻るとぐったりしてしまい、しばし頭が回りません。 日本は、湿気が高いこともあって、海外の人からも敬遠されるほど“暑い国”とみなされているようです。 海…

やはり野に置け野草花

私が朝散策をするコースに、広い休耕田があり、そのあぜ道に小ぶりなスイセンが咲いていました。 可愛らしく咲く姿に、思わずかがみこんで、しばし眺めながら清々しい時間を持つことができました。 そして翌日のこと。 あのスイセンに出会うのを楽しみに、そ…

今年は一体何が起こるのだろう

一昨日のトンガの大噴火に端を発した“津波騒動”は気象庁もメカニズムを解明できないような不気味な現象でした。 のちに噴火によって、“空振”という気圧が急激に上がる現象が発生したことが関わっていることが専門家から指摘されました。 この星に生きていな…

2022我が家の多難な幕開け

元旦の朝は、久しぶりに我が家で初日の出を拝むことができ、早々に身支度を済ませて、実家に向けて車で出発。 快晴の中、渋滞もなく快調に高速を走ることができ、予定より早く最寄りのインターを降りることができました。 そこまでは良かったのですが、大晦…

久々の“雪との闘い”に挑む

入院している父から電話がありました。 「長靴を買ってきてほしい」という用件です。 正月を迎え、年明けの2日から4日にかけて外泊許可がおりて、今から待ち遠しいようです。 私と妻は、それに合わせて当初暮れの内に実家に行こうと思っていた日程を変更し…

タイヤ交換を余儀なくされる

両親が元気な頃は、正月に実家を訪問した後、1月~3月は実家に寄り付きませんでした。 というのも降雪時の車の運転が苦手だからです。 ただ正月の帰省時に雪に降られることもありました。 そんな時には、ゴムのタイヤチェーンを前輪に巻きます。 2~3年…

森林の保水力強化に本腰を入れて取り組もう

熱海で起きた大規模な土石流災害を、一般人の映像提供で目の当たりにした私たちは、恐ろしさを目に焼き付けることができました。 流れた土石の大部分が「盛り土」だったこともわかり、宅地開発の際の経緯なども今後検証されることになります。 天気予報で「…

心安らぐ音

子供のころに、朝、微睡ながら聞こえてくる音でだんだん目が覚める。 母が味噌汁の菜をまな板の上で「トントン」と切る音です。 こんな懐かしい音に郷愁を感じるのは私だけではないと思います。 これもいわゆる「生活音」というものなのでしょうが、このよう…

「山育ちの私の血」が騒いでしまいました

今朝も一日のルーティーンのひとつである朝の散歩に出かけました。 家を出て今朝の暖かさを感じた瞬間、ふと「今年は暖かい日がつづくので、もしかすると」と思い立ち、いつもの散歩ルートを変えてみることにしました。 目指すのは「タラノ木」です。 近くの…

近場の魅力を掘り起こせ(1)

私が今の住まいに住み続けて、もうかれこれ30有余年になります。 現役で働いていた頃には、朝早く家を出て、夜暗くなって帰宅する生活を長い間続けてきました。 その頃は、家の近所のことには、ほとんど関心がなく、休日も家族と食事に行く場所程度にしか…

年賀状にみる友人・知人たちの暮らしぶり

ことし初の入力です。 皆さん今年もよろしくお願いいたします。 元旦の昨日は、ゆっくり起きて、新年のおせち料理と祝い酒を楽しんだ後、再び好きなだけ惰眠を貪るという普段できない天国のような一日を過ごしました。 大雪が降り続き、除雪作業に大わらわの…

雪の怖さと雪景色の魅力

今回の大雪で新潟、群馬両県の高速道路で2日間にわたり2000台以上の車が立ち往生した報道は、改めて大雪の怖さを思い知らされました。 また新潟県湯沢町のかぐらスキー場では、スノーボードをしていた33歳の女性が雪の中に埋もれているのが発見されま…

魅力度低いとレッテルを貼られた地域よ、めげるな!

都道府県魅力度ランキングというのが毎年発表されて、マスコミでよく話題になります。 しかし市町村別の「魅力度ランキング」というものが発表されていることは知りませんでした。 調査を行っているのは、民間調査会社のブランド総合研究所で、47都道府県…

自然の中に一人身を置き、宇宙観を育む

都市部に住んでいると、一日中、人工音が絶えず耳に入ってきます。 唯一、家族が起きてくるまでの時間は、静寂に近い時間が持てますが、それでも外からは車の走る音(時に救急車)、人の話し声などが聞こえてきます。 唯一、虫の鳴く音は安らぎを与えてくれ…

この週末の二人の死

父親が退院をしたと聞き、様子を見に実家に行って来ました。 前日には短時間に記録的大雨が降り、あちこちで落石や崖崩れが起きたとニュースで報道されていましたので、気にはなりましたが、予定通り車を走らせます。 途中ドライブインで昼食休憩をとり、道…

温泉地は生き残れるのか ~その2~

実家のある温泉地に近づいてきました。高速を降りて下道をしばらく走っていると実家のある山あいの方角が灰色の雲に覆われています。予報通り夕立が降っているようです。 夕立の降りしきる山道を入っていくと、さっきまでうだるような暑さだったのが嘘のよう…

セミの一生、ミミズの一生

【昔からの住処に戻り一生を終えるセミ】 一年で一番暑いこの時期、年寄りにとっては、比較的気温の上がらない早朝が活動時間です。 この時間の散歩は気持ちがよく、一日の中での至福の時間です。 しかし、気になることがあります。 それはセミとミミズの死…

日本人は、地球上最も危険な場所に住み続けている

昨日、電車に乗っている時、私を含め乗客全員の携帯・スマホが一斉に鳴り出しました。家にいる時、家族全員のスマホが鳴り出す経験は時々ありますが、何十人ものスマホが鳴り出すと、一瞬電車内でコンサートが始まったかのような錯覚に陥ります。 激しい揺れ…

暴れ川の氾濫により、住めない場所が増えていく

今日も朝から雨が降っています。 いかに梅雨とはいえ、これだけ毎日降られるとウンザリします。 ただウンザリで済むならよいのですが、西日本はこれまでの災害に追い打ちをかける無情の大雨が降っており、重なる被害が心配なところです。 日本は、海に囲まれ…

手洗いできない人が30億人

【手洗いすらできない人々】 コロナ騒動のおかげで、こまめに石鹸での手洗いをするようになりました。 しかし家で行うウィルス対策の最も有効な「石鹸での手洗い」を家ですることができない人が、世界人口の40パーセント、30億人もいることがユニセフの報…

「ポツンと一軒家」にみる「昔気質」の精神

【思いがけない高視聴率】 TBS系列の「ポツンと一軒家」という番組が高い視聴率を維持し、好調です。 最初はスポットの番組でしたが、好評だったことからレギュラー番組に格上げされ、日曜日のゴールデンタイムに放映され、NHKの「いだてん」をのみこんで…

森の保水力を取り戻せ

今回の台風19号による各地の河川の氾濫は、甚大な被害を出しました。 そのために堤防の補強が急がれています。 しかしそれだけでなく、総合的な治水対策として、森林整備や遊水地の設置なども必要です。 【森の持つ水源涵養機能」 特に過疎化が進む山間部で…

「災害列島日本」を改めて実感する

東日本に記録的な大雨を降らせた台風19号は、これまでの治水対策の限界を実感させられました。 毎日のニュースで流れる被災状況を見ながら、水がおしよせる怖さを皆さんが体験させられたことに、同情にたえません。 【外国と比べて自然災害が多い日本】 日…

夏休みがやってきた

【夏休みを前にしたワクワク感】 一昨日は昼前から幼稚園児を家に送るバスを見かけました。 正午を過ぎた頃には、今度は小学生がぞろぞろと下校していきます。 「今日はやけに早いな」などと、ぼんやり思っていたら、妻から「今日は終業式よ」と言われて納得…

写真愛好家のマナー

【三脚が通路を塞いでいる】 バラが綺麗に咲き誇る時期になりました。 先日、バラ園で有名な公園に出かけてみると、多くの人で賑わっています。 漂う香りを楽しみながら歩いて行くと、見物人が先に進めず渋滞している箇所がありました。 渋滞の先には三脚を…

人と野生動物の共生

【人と動物は共生してきた】 日本の国土の約7割(66%)は森林です。 森林の中では多くの動物が生息しています。 時折やってくる人間の目を逃れるように生きてきました。 【農作物被害が深刻化】 しかし近年、イノシシや鹿、サルなどの生息数が増え、餌を求めて…