団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

魅力度低いとレッテルを貼られた地域よ、めげるな!

 都道府県魅力度ランキングというのが毎年発表されて、マスコミでよく話題になります。

 

 しかし市町村別の「魅力度ランキング」というものが発表されていることは知りませんでした。

 

 調査を行っているのは、民間調査会社のブランド総合研究所で、47都道府県と国内1000の市町村を対象に、認知度や魅力度、イメージ、居住意欲など全84項目からなっています。

 

 全国の消費者3万1734人から有効回答を得たもので、調査期間は、2020年6月24日~7月20日です。

 

 1位は京都市です。

 

京都の人は「そりゃ、そうどすわな~」などと涼しい笑みを浮かべて反応しそうです😊。

 

 そして全国最下位だったのが、千葉県の山武市だそうです。「やまたけし」「やまぶし」「さんぶし」ではありません。

 

「さんむし」と読みます。

 

 山武市は東に九十九里浜、西は山武杉が生育する丘陵地が広がっています。

 

関東最大級と言われるほどイチゴ狩り農園が多く、本須賀海水浴場は国際的な環境認証「ブルーフラッグ」を獲得した県内でただ一つのビーチです。

 

二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ノンカーボンシティ」を県内で唯一宣言するなどの特徴がありますが、魅力には結びついていないようです。

 

 山武市の松下浩明市長は「このままにはしておけない。これを機に市民一丸で一層知名度アップに奮起したい」と、起死回生へ強い意欲をのぞかせています。

 

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     Lukas JancickaさんによるPixabayからの画像

 

 都道府県魅力度では、北関東3県がビリ争いで、いつもマスコミにいじられています。

 

 しかしこのランキングが低いからといって、落ち込んだり、不名誉だと思ったりするのはもうやめた方がいいと思っています。

 

 地域の魅力をはかる物差しにもいろいろあるでしょう。

 

 圧倒的な歴史的文化遺産をもつ京都が魅力的なのは当たり前です。

 

 しかし角度を変えてみると、よそ者が移り住んだ場合、京都には「よそ者を受け入れない排他的気質」があるともいわれます。

 

 いま発表されている魅力度の物差しで測ると魅力度が低いからといって、目くじらをたてて騒ぎ立てる必要もないでしょう。

 

 むしろアフターコロナの時代に大事なことは、東京から地方に拠点を変えて、「新たなワークスタイル・生活スタイル」を模索しようとする若者たちを、寛容に迎え入れることのできる力(寛容力)といった物差しの方が大事なのではないでしょうか。

 

 新たな働き方や生活スタイルを求めてやってくる東京や都市部の若者を、オープンマインドでいかに寛容に迎え入れられるか。

 

 わが地域に入ってこようとする、志ある人達がやろうとしていることを認められるか、そして応援できるか。

 

 そんな物差しが、地方に移り住もうとする人たちに「選ばれる地域」になると思います。

 

 そんな意味からいえば、北関東3県や千葉県の山武市などは、東京からのアクセスもよいのですから、選ばれる可能性を秘めた地域ではないかと思っています。

 

 いまの魅力度ランキングが低いなんて気にするな!

 

 新たな物差しに沿って、個性ある魅力を作り出そう! と言いたいです😊。