入院している父から電話がありました。
「長靴を買ってきてほしい」という用件です。
正月を迎え、年明けの2日から4日にかけて外泊許可がおりて、今から待ち遠しいようです。
私と妻は、それに合わせて当初暮れの内に実家に行こうと思っていた日程を変更して、元日の朝に家を出発することにしています。
先日からの大雪に加えて、大晦日から再びの大雪の予報が出ています。
父は私達が実家に到着した際に、雪かきをしていないので、家に入れないのではないかと心配しているようなのです。
車から降りた時に、長靴がなければ歩くことすらできないと心配しているのです。
その後、雪かきのためのスコップがどこにあるのかを確認して、電話をきりました。
これまでも冬場に帰省する際に、雪が積もっている時がありましたが、父が庭先や実家の前の坂道を、きれいに雪はきをしてくれていて、坂道には融雪剤を撒いてくれていました。
父は今回それができないので、気を揉んでいるのだと思います。
加えてこの数年は、雪が降ったとしてもさほどの量は降らずに済んでいましたので、病院の中で、今回は久しぶりの大雪だと聞いて心配しているのでしょう。
また先日来の大寒波で、水道が凍っていないかなども心配になります。
水が使えないとなると、1日たりとも実家で過ごすことはできないでしょう。
のんびりかまえていた私も急に不安になりました。
「元日の朝はゆっくり出ればいいや」などと妻と話していたのですが、急遽なるべく早く家を出ようということになりました。
「長靴を買ってこい」というのは、到着したら積もった雪を何とかして欲しいという願いなのでしょう。
本格的に“雪搔き”に挑むのは何年ぶりになるのでしょう。
雪国に住む人達からみれば、雪搔きは冬の日常の営みの一つでしょうから、私の心配事などは大袈裟に見えるのかもしれません。
いつもと違う年明けになりそうです。
気を引き締めて元日の朝、実家に向かいます。
最後に、今年もこのブログを読んで頂いた方々に感謝いたします。
どうぞよい新年をお迎えください。