【夏休みを前にしたワクワク感】
一昨日は昼前から幼稚園児を家に送るバスを見かけました。
正午を過ぎた頃には、今度は小学生がぞろぞろと下校していきます。
「今日はやけに早いな」などと、ぼんやり思っていたら、妻から「今日は終業式よ」と言われて納得しました。
車を走らせながら、遠い遠い記憶を辿ります。
自分が小学生の頃、「さあ、これから夏休み!」という終業式を終え、下校するときのウキウキした高揚感を、先程の小学生たちにダブらせました。
もっとも自分の頃と違って、今の小学生たちは、塾に行ったり習い事をしたりで、私が小学生の頃のような高揚感があるかはわかりません。
宿題そっちのけで、毎日野山を駆け回り、川遊びに興じるといった経験が待ち構える子は、いまはほとんどいないのでしょう。
自然と触れ合う経験をするとしても、家族旅行で親の監視のもとでの経験が関の山かもしれません。
【五感を鍛える貴重な時間】
五感を鍛えるには、幼少期に自然に接することが、大事だと言われています。
何をしでかすか親は心配かもしれませんが、我が子を自然に委ねるような体験は、勇気を持ってさせた方がいいと思っています。
例えちょっとした怪我をしたとしても、それも含め、良い体験になることでしよう。
私は、幼いこの時期に体幹と五感を鍛えることは、とても大事なことだと思っています。
ちょっとした怪我を通じて、痛い思いをしない身のこなしを学べるでしようし、五感を研ぎ澄ませる訓練から、身の危険を察知する情報収集能力を身につけられます。
そんな体験が出来るのは、夏休みしかないのではないでしょうか。
もう自分にはやってこない夏休みですが、いい経験をしてほしいなと、友達とはしゃいで下校する小学生を見ながら思った次第です。