団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

暴れ川の氾濫により、住めない場所が増えていく

 今日も朝から雨が降っています。

 

 いかに梅雨とはいえ、これだけ毎日降られるとウンザリします。

 

 ただウンザリで済むならよいのですが、西日本はこれまでの災害に追い打ちをかける無情の大雨が降っており、重なる被害が心配なところです。

 

 日本は、海に囲まれた島国で、国土が狭く、縦長の形で国土の75%が山地であることなどから、河川が多く、世界的にみると、非常に急流で短いことが特徴です。

 

 昔から「暴れ川」と呼ばれる川が各地にありました。

 

 日本三大暴れ川といわれるのは利根川、筑後川、吉野川です。

 

 暴れ川なのにそれぞれ坂東太郎、筑紫次郎、四国三郎という愛称がつけられているのは、いかにも日本的ですね😊。

 

 その暴れ川の筆頭、利根川は江戸時代には東京湾に注いでいました。

 

 しかし氾濫をくりかえす利根川が、江戸の町に災害をもたらすことを避けるため、千葉県の銚子河口に注がせる一大事業を成し遂げたのは有名な話です。

 

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  Free-PhotosさんによるPixabayからの画像

 

 今月14日に氾濫した江の川は、全長約200㎞と中国地方で最も長い川で、これまでも度々氾濫を繰り返してきました。

 

 昭和47年豪雨を機に、堤防整備を進めてきたものの、堤防整備率は広島県側の77%に対して、島根県側は54%にとどまっています。

 

 堤防が全く整備されていない地区では、氾濫が起こるたびに、住民が出ていき、過疎化に拍車がかかっているといいます。

 

 住民側が再三求めている堤防整備がなかなか進まない理由として、国交省は「江の川は中国地方で一番大きな川で、下流にいくに従って当然流量が大きくなり、堤防も大きくなる。延長が長くなるとその分、余計に時間とお金がかかってくる。」と言います。

 

 しかしもっと早く堤防整備を進めていれば、防げたかもしれない今回の江の川の氾濫、異常気象がもたらす集中豪雨が再び起これば、怖くて住み続けていられない住民は増えていくのかも知れません。

 

 安倍首相は再三「国土強靭化計画」などと言っていたのですが、異常気象がもたらす大雨による水害は、待ってはくれないでしょう。

 

 

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