団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

「手書きの手紙」の良さを見直しています

【面会謝絶で様子を見に行けない】

 義母が施設に入って1ヶ月が過ぎました。

 

 インフルエンザ対策に加えて、コロナウイルス問題もあり、当面面会は出来ない状態が続いています。

 

 妻は母親が施設にうまく馴染んでいるかと気を揉んでいます。

 

 その間に、見学にいってお世話になったいくつかの施設の方にお礼状を手紙に認めていました。

 

 その時に「あ、そうか手紙を書けばいいんだ!」と思いが至ったようです。

 

 人に連絡するのに全てSNSに頼りきっていた彼女が、お礼状を書いていて閃いたようです。

 

【手紙を書くという文化】

 最近は手紙を書く機会がめっきり減りました。

 

 年に一度の年賀状の文面を考えるくらいがせいぜいで、本格的な手紙を認める機会などは、めったにありません。

 

 しかし日本には手紙を送るという文化があることが、最近では見直されているといいます。

 

 手紙を手書きで書くには時間がかかります。

 

 妻がお礼状を書く様子を見ていても、内容を考え、紙と筆記用具を用意し、書くという作業が必要になります。

 

 送る相手のことを考えながら、文面を吟味しなければなりませんので、妻も四苦八苦しています。

 

 文面案を少し考えるたびに、「これでいいか」と私に聞いてきます。

 

 手紙からメール、そしてSNSと進化するにつれて、言葉の表現方法がより会話表現に近くなってきました。

 

 会話表現にどっぷり浸かった日常をおくっていると、たまに手紙を書くというのは、ことのほか大変なようです。

 

 手紙を書く時には、時候の挨拶や謙譲語、丁寧語などの使い分けが求められます。

 

 そしてどのような文章で自分の気持ちを伝えるかという文面には、ことのほかエネルギーを費やさなければなりません。

 

 しかし手書きの手紙は、もらった相手に予想以上に喜ばれるといいます。

 

 デジタル化が進んだ現在、時にはアナログとしての「手書きの手紙」を見直すことも大事なことかなと思っています。