団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

“声をかける”こと、心がけたいと思います

 一昨日、近所での用事を済ませて帰宅する際、宅急便のお兄さんが沢山の荷物を抱えてエレベーターホールに立っていました。

 

 エレベーターが降りてきて、ドアが開くと、遠慮がちに私の方を見ました。

 

 コロナ禍以来、他の人とエレベーターに同乗することを避ける人が時々いるようなのです。

 

「どうぞ先に乗って下さい」と私が促すと、申し訳なさそうに先に乗り込みました。

 

「何階で降りますか?」と聞いて、希望階のボタンを押してあげました。

 

 まだ5月だというのに、午後には30度を超える予報です。

 

「今日はこれから熱くなりそうなので、大変ですね」と声を掛けると、「そうなんですよ、今日は特にお届け物が多くて、朝から汗だくです。これからさらに暑くなると思うと、気が重いです」と元気そうな声で応えます。

 

 私の方が上の階でしたので、宅急便のお兄さんは先に降りましたが、エレベーターを降りるやいなや、たくさんの荷物をエレベーター前のスペースに置き、一つの荷物だけ持って走り出しました。

 

 私の家でも、荷物を届けてもらうことが多いですが、不在の時の再配達をしてもらう際には、「何度も申し訳ありません、お疲れ様です」と労をねぎらう言葉を掛けるようにしています。

 

 一言声をかけることで、疲れも少しは軽減するのでは、と思うからです。

                 プリンセスチチブ

 

 最近、私の住む集合住宅には、最近移り住んだ人が増えてきたせいか、顔なじみではない人と廊下ですれ違うことが多くなりました。

 

 なかには挨拶を交わすことをしない人もいます。

 

 特にコロナ禍で、マスク生活が常態化してからというもの、とみに挨拶を交わすことをしなくなった人が増えたような気がしています。

 

 一方で、昔から住んでいる人達は、私も含めて高齢化が進んできましたから、災害のときなどに助け合う仕組みを強化しなければなりません。

 

 昨年の管理組合の役員は、住人の安否確認のために、災害時などに、「今どんな状況か」を記したマグネットボードを、玄関ドアの前に張り出すことを考案しました。

 

 一人暮らしの住人も増えてきました。

 

 いざと言う時の安否確認にとどまらず、日ごろの“声掛け”を意識してするようにしなければ、と改めて思っています。