このゴールデンウイーク中に、ひなびてはいますが、温泉地でもある実家に滞在していて、コロナ自粛期間とは違う変化に気づきました。
感染者の数が落ち着いている状況をみて、政府・各自治体が観光振興策を打ち出しました。
最初に打ち出された県民割、そして近隣割、続いて地域(ブロック)内で割引が適用になるブロック割と、対象が広がるごとに旅館・ホテルの宿泊客が増えていきました。
ゴールデンウイーク中に、妻と日帰り湯のサービスを利用して、近くのホテルの温泉を使わせてもらいました。
自粛期間中には閑古鳥が鳴いていましたが、久し振りに行くと、フロントはチェックインを待つ宿泊客でごった返していてビックリ!
従業員の顔も、以前は沈みがちな印象でしたが、様子を見ていると、接客の様子が喜びに溢れているように見えました。
やはり観光地に客が戻ってきたのを見ていると、自分も嬉しくなります。
Dim Houさんによるpixabayからの画像
【観光地としての魅力 日本が初の世界1位】
そんな折、朗報が飛び込んできました。
観光地としてどれだけ魅力的か、各国の競争力を比較した世界的な調査結果が発表され、日本は交通インフラの利便性や自然や文化の豊かさなどが評価され、調査の開始以来、初めて世界1位になったというニュースです。
この調査は、スイスのダボス会議の主催団体として知られる「世界経済フォーラム」が、2年に1度をメドに各国の観光資源や交通インフラ、それに治安などを比較して、観光産業の競争力をランク付けしているものです。
24日発表された今年の調査結果では、評価の手法が見直され、117の国と地域を対象に行われ、日本は世界1位に評価されました。
日本が1位になったのは、2007年の調査開始以来、初めてのことで、2位のアメリカや3位のスペイン、4位のフランスなどを上回りました。
具体的には、交通インフラの利便性や、自然や文化など観光資源の豊かさ、それに治安のよさなどが高く評価されたようです。
世界経済フォーラムの調査の報告書は「新型コロナウイルスの感染拡大は、世界経済にとって観光産業がいかに重要かを改めて示した。観光産業の持続的な成長のために、各国は衛生や安全確保の強化に優先して取り組むべきだ」と提言しています。
ちなみにトップ10は、以下の通りです。
(1位)日本 (2位)アメリカ(3位)スペイン (4位)フランス (5位)ドイツ (6位)スイス (7位)オーストラリア (8位)イギリス
(9位)シンガポール (10位)イタリア
コロナ前のインバウンドブーム以来、来日経験のある外国人を中心に、訪日を熱望する需要は高いといいます。
円安を追い風に、“安い日本”を売り物に、外国人観光客を受け入れることで、景気のV字回復に向けての、起爆剤になることを期待したいものです。