団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

関西弁は直す必要あるの?

 昔お世話になった職場の上司に大阪出身の方がいました。

 

 彼は大学進学で上京して以来、30年近くになるのに、コテコテの大阪弁で通していました。

 

 仲の良い他職場の同僚からは、ときどき冷やかされたりしていたのですが、一向に意に介しませんでした。

 

 その上司とは、数年間一緒に仕事をしましたが、私にとっては関西弁での会話はまったく気になりませんでした。

 

 先日、関西から関東に引っ越して1年半になる女性の、以下のような投稿が目に留まりました。

                               Jill Wellingtonさんによるpixabayからの画像

 

 引っ越してから、これまでに2度、「そんなに関西弁が抜けないですか?」と言われました。1度目は美容師さんに言われ、2度目は初めて話した関西出身の会社の同僚からです。

 

 2度も同じことを言われると、これは暗に標準語に直せと言われているのかと思ってきました。

 

 関東の方からすると、関西弁が耳に入ることは不快なのでしょうか?

 

 関西弁を直して標準語にすべきだと思われますか?

 

 以上の内容でした。

 

 私の以前の上司も、お客様とのやりとりなどは、さすがに標準語で話そうとしていましたが、イントネーションやポロっと飛び出す大阪弁が入り混じっていました。

 

 しかしコミュニケーション上の問題はありませんでしたし、大阪弁が見え隠れする標準語が緩衝剤になって、お客様との距離を近づけることがよくあったような気がします。

 

 この件は、関東圏在住のビジネスマンからは様々な意見や考えがあるようです。

 

 しかし、最近では吉本興業の“お笑い芸人”たちがテレビのバライティ番組を席捲している時代、関東の人達にも関西弁が身近なものになっています。

 

 TPOに合わせて、方言と“標準語もどき”を使い分けながら、まわりに溶け込んでいけばいいのではないでしょうか。

 

 関西弁に限らず、方言は生まれ育った故郷の大切な文化です。

 

 方言が職場などで、お互いの文化を尊重しあう人間関係を築くきっかけになればいいと、私は思います。