【通るたびに読む詩】
東京のJR線西日暮里駅から東京メトロ千代田線に乗り換えり際に、千代田線ホームに降りるエスカレーターがあります。
下りエスカレーターの乗ると前面の壁に「その一言」という詩が掲げられていて、通るたびにそれを読んでいます。
それは「その一言」と題した詩で、高橋系吾さんという道灌山学園の創始者で、幼児教育研究分野で貢献され2008年にお亡くなりになられた方です。
掲げられている詩は、
その一言
その一言で励まされ
その一言で夢を持ち
その一言で腹が立ち
その一言でがっかりし
その一言で泣かされる
ほんのわずかな一言が
不思議に 大きな力を持つ
ほんの一寸の 一言で
というものです。
読むたびに自ら肝に銘じています。
【後悔の多い一言人生】
これまでたくさんの人と接する経験をしてきましたが、「言わなければよかった一言」「余計な一言」を言ってしまい、言ってしまった後で後悔するということが幾度となくありました。
言ってしまったその場で気づき、誤解を解くためのフォローができればまだしも、間に合わずにその場が過ぎてしまい、私の言った一言で、あの人は傷ついたろうな、と帰宅してから悔いて自省を繰り返し、布団に入っても、なかなか寝付けなかった経験も何度もあります。
若気の至りで、寛容に受け止めてもらえたこともありました。
しかし、そのことを機に、関係がギクシャクしてしまったこともあります。
人生経験を積む中で、その場その時の相手に対して、言葉を選んで話す術を身に着けてきたつもりですが、それでも失敗することはあります。
最近特に多いのが、妻への一言です。
何気ない一言で妻が怒り出す、なんてことが時々あります。
こちらは悪気などないのですが、妻からすると失礼な発言だったようです。
また自分の非を認めず、「あ~いえば、こ~いう」的に理屈を並べたりするらしいのです。
そんな風に妻が切れそうになった時には、ひたすら謝ることにしています😊。
ま、家庭のことはとにかくとして、他の人とのコミュニケーションの時は、相手のことを想う一言を言えるように精進しなければなりません。