団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

育児休業制度改革も賃上げ奨励も大企業のためのもの?

 私の次女のパートナー(夫さん)は自営業です。

 

 休みは日曜日のみで、年に何度かはまとまった休みを取るようにして、バランスをとっているようです。

 

 政府は少子化の克服を目指し、育児休業制度を抜本的に改革するとの方針を打ち出しました。

 

 私の現役の頃、知人が初めて育児休業制度を利用して2週間ほどの休みを取った時の話をしてくれたことがありますが、まだまだ周囲の理解を得るのが大変だったと言っていました。

 

 その頃に比べて、夫の育児への協力の重要性は浸透してきたように思います。

     Ranta Fitryさんによるpixabayからの画像

 

  夫婦共稼ぎが当たり前となった現在は、育児のみならず家事を分担して家庭を維持する必要があります。

 

 次女の家庭はどうかというと、何か月かあとには次女の育児休暇も終わり、いよいよ子育てをしながらの生活が始まります。

 

 最近私の家の周辺にいくつかの保育園が新たに出来て、朝夕に子供を送り迎えしている親の姿をよく見かけるようになりました。

 

 果たして次女夫婦の子育ての分担は、どんな風になるのでしょうか。

 

 夫さんの場合、朝夕の託児所への送り迎えに、どの程度時間を割けるのか気になるところです。

 

 春闘の一斉回答が次々と“満額回答”になったことが話題になりましたが、今回の育児休業制度改革の内容をみても、大企業で働く人達をイメージしているような気がします。

 

 賃上げをしたくてもできない中小企業はたくさんありますし、夫さんのような自営業の人達の育児支援がどれほど充実するのかなど、きめの細かい施策の工夫が一層求められるのではないでしょうか。

 

 今年は4月に統一地方選がありますが、人口減少を深刻に受け止めている首長が91%に上っているとの調査結果が出ています。

 

 少子化を深刻に受け止め、国も地方自治体の長も、一層踏み込んだ手立てを実施してほしいものです。