団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

オリンピックの高揚感で始まり、コロナの恐怖で終わる1年

 今日は大晦日です。

 

 去年の今頃、こんな1年になるとは誰が予想したでしょうか。

 

 いや中国では、昨年12月には新型コロナウィルスの感染者がじわりと増えつつあったようです。

 

 中国の当局は1月に入って重症患者の存在を発表しましたが、それまでの民間のSNS上での発言を封じ込めようとして、影響の大きい「つぶやき」を削除していました。

 

 しかし世界中のITの専門家達の手で、削除された発言が復元されることによって、12月のうちに次々と感染していった人達の存在が、白日のもとにさらされていったのです。

 

デンマーク出身の科学者で、動物由来の感染症に詳しい、ピーター・ベンエンバレク博士は「去年12月時点に、武漢で重症の患者が40人から50人いたとしたら、当時、発見されなかった軽症や無症状の患者がずっと多くいた可能性が高いと考えている。」と述べています。

 

 年明けには、ピーター・ベンエンバレク博士をはじめとしたWHOの専門家が中国入りして、調査が始まるようです。

 

 徹底した起源の究明が行われることを期待したいものです。

f:id:dslownin:20200815104132j:plain

   Couleur3さんによるPixabayからの画像

 

 日本では、本格的に(?)感染者が急増する気配を見せています。

 

 ワクチンが届くまで、まだ時間がかかりそうです。

 

 それまでに感染爆発を防ぐ有効な手立てを見出せるのか、結局一人ひとりが「うがい・手洗い・マスク着用」などの基本的対策を徹底して防ぐしかないようです。

 

 国はコロナ禍のなかで打撃を受けた観光や飲食などの業界から、別の業種や職種を目指す離職者や事業主を支援する新たな補助制度を始めるといいます。

 

 もうもとの状態には戻らないと腹を括り、発想を変えてビジネスモデルを変えたり、新たな生活様式のなかで、需要が高まる仕事に活路を見出す勇気も求められそうです。

 

 来年は、オリンピックがどのような形で開催されるのか、それとも、それどころではない状況に追い込まれてしまうのか。

 

 そしてウィルスとの付き合い方を探りながら、生活様式やビジネス・スタイルをどう変えていけるのか、真価が問われる一年になりそうです。