我が家ではこの半年ほど外で食事をする機会が、めっきり減りました。
ただ日々食事をしないわけにはいきませんから、家で食事をとる回数が増えているということになります。
その結果、外食にかかる出費は大幅に減ったものの、家での食事のための食材購入は増えていますから食費はそれほど減らせているわけではありません。
家で食事をするといっても、毎回妻が手料理を作るわけもありませんので、妻の不在時には、私にも作れるインスタントラーメンとかカップヌードルが昼食になります。
最近改めて感じるのは、袋麺・カップ麺とも「おいしさ」が昔に比べて際立って進歩しているということです。
私が若い頃にさんざんお世話になった「サッポロ一番」「チキンラーメン」「カップヌードル」なども健在で、懐かしい味を保っていますが、新商品を試してみると、本格的な味を追求しようとしていることに驚かされます。
自分で昼食をつくる機会が増え、スーパーマーケットでインスタントラーメンのコーナーを眺めてみると、その種類の多さの中で、思わず立ち竦んでしまうほどです。
袋麵・カップ麺ともにかなりの種類が棚にならび、店の売り場面積のなかでも1,2を争うスペースではないかと思います。
改めて日本人の家での食事を、インスタント麺が支えていることを実感させられます。
ただ若い時の感覚で、インスタント麺ばかり食べていると栄養の偏りが心配になります。
そこで袋麺を調理する際には、栄養を気にして、貧乏だった若い頃にはできなかった、ニラやもやしを入れたり、卵を落としたりして食べるようにしています(いまでも貧乏には変わりはありませんが…)。
これまで認識不足でしたが、インスタント麺には、実はタンパク質やカルシウムが豊富に含まれているのです。
袋めん栄養成分表示の一例 (1食100gあたり)
エネルギー(kcal) |
432 |
たんぱく質(g) |
10.1 |
脂質(g) |
16.2 |
炭水化物(g) |
61.4 |
食塩相当量(g) |
4.8 (めん・かやく:2.0 スープ:2.8) |
カルシウム(mg) |
200mg |
カップめん栄養成分表示の一例 (1食77gあたり)
エネルギー(kcal) |
357 |
たんぱく質(g) |
10.3 |
脂質(g) |
15.0 |
炭水化物(g) |
45.4 |
食塩相当量(g) |
4.8 (めん・かやく:2.0 スープ:2.8) |
ビタミンB1(mg) |
0.23 |
ビタミンB2(mg) |
0.31 |
カルシウム(mg) |
113 |
(一般社団法人 日本即席食品工業協会 インスタントラーメンナビ より )
日本即席食品工業協会では、インスタント麺に日頃不足しがちなカルシウム等の強化剤をできるだけ添加することを推奨しているのです。
また塩分の摂り過ぎを心配するのであれば、スープの摂取量で加減すればよいのです。
栄養面まで工夫している今のインスタント麺、その美味しさと相俟って家の食事を支える「強い味方」であり続けるのだと再認識している次第です。