7月に東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県から他の道府県への転出が転入を上回ったようです。
わずか1459人ではありますが…。
集計に外国人を加えた2013年以降、初めての人口流出です。
新型コロナウィルスの影響なのでしょうか?
ほんの一時のたまたまの現象なのかも知れませんが、「東京一極集中が止まらない」と言われ続けてきたことを考えると、個人的には見逃せないデータだと思いました。
SchwoazeさんによるPixabayからの画像
7月といえば東京圏はほぼ毎日のように雨が降り、梅雨明けがずれ込んだことを思い出せば、猛暑に嫌気がさし、東京圏を逃げ出したとは思えません😊。
ただ一旦収まりかけたと思われたコロナ感染が、東京において再び拡大を始めたのが7月でした。
警戒していた神奈川、埼玉、千葉も、まもなく感染拡大の波に巻き込まれていきます。
6月19日には、新型コロナウィルス対策による政府の都道府県をまたいだ移動の自粛要請が、全国で全面的に解除されました。
そのような流れを考えると、1都3県の感染拡大地域から、感染を逃れて別の地域に逃げ出した人達が一定程度いたと推測しても不自然ではありません。
また感染拡大の地、東京への移動をためらったり、経済活動がストップした東京圏に行く必要がなくなった人もいたのかも知れません。
コロナウィルスが、東京一極集中を止めさせようとした結果なのでしょうか。
このコロナ禍の中で、テレワーク・リモートワークも急速に浸透しました。
もはや東京のオフィスにしがみついて、仕事をしなくてもよくなったのです。
仕事をするにも、遊びにいくにも、外食を楽しむにも東京圏では密を避けるのは至難の業です。
豊かな自然の中で、きれいな空気を吸いながら仕事をすることの魅力は、これまで以上に高まってくるものと思われます。
今回のコロナ感染の問題を機に、東京一極集中が解消の方向に進むことを期待している一人として、私は今後の人口移動の動きに注視していきます。