この連休に実家を訪れた際、妻は台所の食器を置くワゴンと、スポンジ・タワシ置きを購入して持っていきました。
父が洗った食器を置いているワゴンやスポンジ置きが、水切りが悪く、カビの温床になっていることが気になっていたようです。
以前にも、そのことを父に指摘して、水切りに優れた食器置きに買い替えることを提案していたのですが、慣れ親しんだものを、なかなか捨てようとしません。
妻が捨てようとしてまとめてゴミ袋に入れておくと、いつの間にか、もとに戻っていたことも度々でした。
他のものならともかく、カビなどが付着した食器を使うのは、健康を損ねかねませんから、妻はずっと気にかけていたようです。
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また台所のシンクの周りには、普段あまり使わない食器・コップ・鍋などが並んでいて、調理をする際、不便な思いをしていました。
そこで、あまり使わない鍋・コップなどを別の場所に移して、スッキリした状態にしたいと父に提案しました。
もはや足の悪い母は台所に入ってくることはありませんから、父さえ納得させれば、使い勝手の良い台所にすることができます。
父が承諾したので、妻は張り切ってシンク周りの整理に取り掛かりました。
作業が終った後、スッキリした状態をみて、父も納得したようです。
昭和4年生まれの父は、物のない時代に育ったせいか、なんでも取り敢えずは取って置こうとします。
あとで何かの役に立つかもしれないと思い、捨てるのをためらう生活をずっと続けてきたのです。
若い人たちは、“断捨離”と称してモノを処分することをためらわない方も多いと思いますが、どんどんモノを処分しようとする妻の提案には、父はすぐには首を縦にはふりません。
台所回りの整理は、健康を害する危険につながりますので、妻の意見を尊重してもらいたいと思いますが、衣類や書籍書類その他のモノの断捨離は、父の思いの詰まったものもあると思いますので、ゴミ屋敷にならない限りは、父の判断に任せるしかないなと思いました。