父の入院の一報を受けて週末に様子を見に行ってきました。
右手の指を木の伐採をしている時にケガをしてしまったようなのです。
“指の怪我”と聞いて最初は大したことないのかなと思っていました。
最初は本人も、そう思っていたようです。
痛みがひどくなってきたので、かかりつけの医者に診てもらいに行ったところ、医者から「すぐに入院しなさい」と言われたそうです。
突然の入院指示に本人も驚いたようなのですが、傷口から質の悪い菌が侵入して、指だけでなく手全体が腫れてしまっていたのです。
父親本人も、医者の厳しい表情をみて、これは大変なことになったと思ったそうです。
足の悪い母を一人家におけないことは、かかりつけ医だけあって事情が分かっているようで、母もリハビリを兼ねて一緒に入院させなさいとの配慮をしてくれ、父母一緒に個室をあてがわれました。
機転をきかせた病院側の配慮には感謝でした。
Kieu Truongさんによるpixabayからの画像
入院後10日が経ちますが、腫れは一向にひく気配がありません。
車で実家に到着し、中に入るとあちこちに段ボール箱が乱雑に散らかっていました、突然の入院で本人も慌てて入院の用意をしたようです。
今だにコロナの影響で面会が出来ませんので、携帯で私が実家にいることを伝えました。
すると当面の下着の着替えしか持ってきてないので、着替えの下着と身の回りの細々したものを届けてほしいとのことです。
下着類は父の部屋、母の部屋めいめいに置いてあります。
妻が母の部屋、私が父の部屋と手分けして衣類をピックアップし、簡易バッグに詰め込みました。
病院に駆けつけ、受付の人に本人達に渡してほしい旨伝えて、外に出て病室を眺めると、父母ふたりで病室から手を振っているのを見つけました。
コロナ感染も落ち着きつつありますが、今だに面会できないのは切ないものです…。
病院を後にし実家に戻ると、今度は当面やっておかねばならないことをチェックします。
入院直後に、母のデイサービス関係は、ケアマネジャーに連絡をしてあり、サービスの一時停止をお願いしてあります。
そして新聞配達の停止、生協の注文のキャンセルなども手を打ってあります。
父は几帳面に毎月のスケジュールを一覧にし、居間の壁に貼っています。
明日の欄を見ると、「お風呂掃除当番」の日になっていました。
各地区ごとに共同浴場があり、毎日当番の家が風呂掃除をするルールになっているのです。
慌てて今日の掃除当番のお宅に電話をしました。
すると「お父さんが入院したのを聞きましたので、次の当番の○○さんに連絡しておきましたよ」との返事です。
それを聞いてホッとすると同時に、隣近所の人達の心配りに只々感謝するのみでした。