次女夫婦と生まれたての赤ちゃんが、我が家での共同生活を始めるようになり、はや一か月が過ぎようとしています。
先日、長女が赤ちゃんを見に来ると、連絡がありました。
次女の旦那(夫さん)が、狭い我が家で、一つしかないお風呂が込み合うことを気にして、私に一緒に銭湯に行かないかと誘ってきました。
私も賛成して出かけることにします。
普通の銭湯もあるにはあるのですが、以前から時折夫婦で利用している“スーパー銭湯”に案内することにしました。
夫さんは大きなお風呂が好きなようで、うれしそうに銭湯に行く準備を始めます。
Joschさんによるpixabayからの画像
しばらく行っていないので、記憶が定かではないのですが、タオル・バスタオルは貸出しがあったと思うので、着替えだけを持っていくように伝えます。
準備を終え、夫さんの車に乗り込み銭湯に向かいました。
そのスーパー銭湯は、中央に大きな提灯がいくつも吊り下げられていて、よい雰囲気を漂わせているところですので、夫さんは大喜びです。
服を脱いでお風呂場に向かい、身体をぬるま湯でざっと洗い流し、私はお気に入りの“温(ぬる)湯”に向かいました。
夫さんは石鹼で体を洗ってから、お風呂に向かうと私に伝えて、まず洗い場に向かいました。
週末ではなかったのですが、夕方の時間で若い人を中心に結構込み合っていました。
それでもゆっくり足を伸ばす程度のスペースは確保出来ましたので、久々の温湯にゆったり浸かっていると、若い人が出たのと交代で、夫さんが入ってきました。
彼は独立して商売をしているだけあって、人懐こく色々と私に話しかけてきます。
話し込んでいるうちに、いつもの倍くらいの時間、温湯に浸かっていました。
つぎに“薬草の湯”に彼を案内します。
何種類かのハーブの入った袋が、湯船の隅に浮かんで良い匂いを漂わせていて、彼はこの湯が気にいったようです。
ここでもしばし話し込んでしまい、私は先に湯舟から出てしまいました。
しばらくぶりに長湯をしたせいか、“湯疲れ”を起こしてしまったようです。
しばし外で風にあたっているうちに治まってきましたので、さっと身体を洗い着替え所で身繕いを済ませて外に出ると、私が湯疲れをしたことを、彼は心配しながら待っていてくれました。
初めて“裸のつきあい”をしたことで、夫さんとの距離がぐっと縮まったような時間でした。