母の日ということで、娘が食事に行こうと提案してくれています。
しかし私達の住む地区は飲食店への規制でアルコール飲料の提供が禁じられています。
私と妻は外で食事をする時にはビールか他のアルコール飲料を少々嗜みます。
娘はお酒類は全く飲みませんので、アルコール飲料提供禁止は全く関係ありません。
娘が食事に誘おうとしているのは、鴨焼のおいしい蕎麦店で、彼女のお気に入りの店です。
居酒屋ではありませんので、この状況のなかでも営業しているようです。
昼下がりの時間帯に、それぞれが用事を済ませて、お店で待ち合わせをすることになりました。
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全員がそろって何を注文するか協議します。
娘と妻は、せっかくだからと、何品かセットになっている「昼のランチコース」を注文します。
私はそんなに食べられませんので、鴨焼きとお蕎麦を注文することにしました。
普段は日本酒は飲まないのですが、この店で食事をするときは決まって日本酒を注文して、鴨焼き、板わさなどをつまみにお酒を楽しんだ後に、お蕎麦を食べるというのが、私のいつもの食事の流れになっています。
しかしアルコール禁止ですから、お茶をすすり乍らの食事になりました。
いつもより会話の声を抑え、周囲に気を使いながらの食事ですから、食事もあっという間に終わってしまいます。
アルコール抜きの食事でしたから、いつもより食事料金は3割程度安く済み、会計担当の娘は「しめしめ」と思ったはずです。
この店は料理に力を入れている店ですから、そうでもないのでしょうが、競争の激しい地域のB級グルメ店では、食事料金を低くして、アルコール類の注文で利益を確保している店も多いと聞きます。
そうなると、アルコール飲料の提供禁止は、そのような店にとっては打撃が大きいはずです。
この状況がいつまで続くのか分かりませんが、酒を供さずともおいしい食事で評価を得て、成り立つ商売に方向転換していかなければならないのかも知れません。