団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

ウォーターフロントでのひととき

 娘夫婦に誘われて、観光客船に乗ってきました。

 

 週末に横浜ふ頭から観光船に乗って、昼食をとりながら東京湾内を周航するというツアーです。

 

 娘夫婦は車でいくので一緒に乗せていくと誘ってくれたのですが、遠回りになるので我々は電車で向かうと断りました。

 

 当日の朝早めに家を出て、山下公園のあたりをのんびり散策しながら船着き場に向かうことにしました。

 

 天気がよかったせいか、山下公園付近は結構人が出ていて、思い思いの過ごし方をしています。

 

 この辺を訪れるのは本当に久しぶりで、周辺の“みなとみらい”と称される地域は、高いビルが立ち並びすっかり変わってしまっています。

 

 現役の頃、桜木町駅を降りて客先にむかっていた頃は、まだまだ空き地が多かったのですが、大変な変貌ぶりです。

 

 公園からながめると大きな船が2隻止まっていて、小さい方の船がどうやらこれから乗り込む船のようです。

 

 余裕をもって出たつもりなのですが、のんびり歩いていたせいか、約束の時間にぎりぎり間に合う時刻になっています。

 

 妻は膝が痛むので早くは歩けません。大きな対象物は目の前にあるようでいて、歩くと結構な距離があります。

 

 やっと到着しましたが、娘たちの車は予想よりも時間がかかっているようで、まだ着いていません。

 

 娘から連絡があり、乗船時間ギリギリになるが何とか間に合いそうだとのこと。

 

 出航予定時間に間に合って、船へのアプローチを歩いていると、先の方で女性スタッフが手を振っています。

 

「あれは歓迎の合図ではなく、早くしろと言っているんだね」と私たちは苦笑いしながら先を急ぎました。

 

 乗船するとスタッフの案内で指定の席に通され、バイキング形式の昼食の案内をされます。

 

 食事のプレートに好きな料理をのせて、席まで運び終えると、ドリンクメニューから飲み物を注文する頃には、船が動き出しました。

 

 食事をとりながら、窓の外の湾内の光景を楽しみます。

 

 娘の夫は、気遣いに余念がなく、しょっちゅう席を立っては追加の料理やデザートなどを運んでくれます。

 

 食事の後デッキにあがり、四方に広がる湾内の景色を楽しみます。

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 娘夫婦と妻は歓声を上げながら、写真撮りに余念がありません。

 

 何年か前に日本橋から川船に乗り、東京の河川を、桜を見ながらめぐるツアーに参加したことがありました。

 

 江戸時代にはじまる都内に張り巡らされた川からの眺めは、歴史を感じる情緒のあるものでしたが、船上からみる横浜の景色は、新しい街の活気を感じるもので、首都の中枢の変化を感じられる小旅行となりました。