団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

コロナ禍で奪われゆく舞台関係の仕事

 

 舞台俳優で現在テレビ等でも売れっ子の60代のK・Yさんがインタビューのなかで、「同業の知人・友人のなかには、長引くコロナ禍の影響で、廃業や転身を考えている人達が何人もいます」と寂しそうに話していました。

 

 舞台に立つことができない状態が、今後も続く可能性が高いのですから、これ以上、この職業にしがみつくわけにはいかないと決断を下す舞台俳優が出てきても当然の状態です。

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  josch13さんによるPixabayからの画像

 

 昨年の感染第一波の時には、著名な某劇作家が「製造業の場合は、景気が回復してきたら増産してたくさん作ってたくさん売ればいいですよね。

 

でも私たちはそうはいかないんです。客席には数が限られてますから。

 

製造業の場合は、景気が良くなったらたくさんものを作って売ればある程度損失は回復できる。でも私たちはそうはいかない。」などとインタビュー上で発言しました。

 

 他者に対する寛容を訴えながら、製造業に対してあまりにも無理解ではないか。

 

これを聞いて製造業に従事する人達は寛容になれるか。そういった意見がネットに噴出し、取り上げたメディアもあるなど炎上の様相を示しました。

 

そしてさらに「自分達は文化人という特別な立場なのだから、コロナ禍での補償をより手厚くしてほしい」といった意味の要求をしたものですから、SNS上で反感を持つ意見が続きました。

 

 自分達が表現する機会が失われている焦りがあるのでしょうが、いまはどんな立場の人であれ、特別扱いができるような状況にはありません。

 

 舞台をはじめ芸術関係の仕事に携わる多くの人達は自営業・フリーランスです。

 

 むしろ、いまこの時期には公的な給付金や生活補償は一般的な労働者に比べ、かなり貧弱なのが実態なのです。

 

 日本では芸術関係は、「生活に必ずしも必要なものではない」とみなされがちで、緊急時には後回しにされる傾向があります。

 

 国の支援もなかなか行き届かないのが実態なのでしょう。

 

 しかし舞台俳優などの多くは、無名の頃にはアルバイトなどをしながら演技の技術を必死に磨いてきた人達です。

 

 感染は、いつかは収束するでしょうから、その時には再び舞台上ですばらしい演劇を披露してもらいたいものです。

 

 アフターコロナを見据え、充電する期間ととらえるなどして、芸術関係者には何とか踏ん張ってほしいものです。