私の下の娘は毎朝6時過ぎに出勤していきます。
昨日の朝もいつも通りに慌ただしく出かけて行きました。
玄関のドアがバタンと閉まる音で、出勤したことをいつも認識しています。
それから30分後に妻が起きてきます。
妻は起きてくると、玄関のドアを開けて、今日のお天気や温度の状況をチェックするのが習慣になっています。
今朝も玄関に向かっていくと、いきなり声が聞こえてきました。
「あら?靴がばらばらに片足分ずつ残っているけど、まさか右足と左足別々の靴を履いて行ったんじゃないでしょうね?」
私は、そんなことに関心がありませんから、「まさか?」と答えただけですが、妻は即ラインで娘と連絡をとっています。
玄関を出て、もう30分以上が経過していますから、今頃は電車に乗っているはずです。
ラインのメッセージに気づいたようで、返事が返ってきました。
なんと!そのまさかが現実だったようです。
右足、左足と別の靴を履いて出てしまい、妻からの連絡をもらうまで気付いていなかったようです。
妻の方が慌てた様子で、「会社まで届けようか?」とメッセージを送ると、本人から「昼に家の近くまで仕事に行くから、駅まで持って来てください」との返事。
午前中は職場なので、“ウケ狙い”で周りの皆にみてもらい笑いを取るとメッセージが送られてきたようです😊。
妻の感覚からすると、電車に乗ってからでも気づかず、さらに皆に話してウケてもらうという娘の言動は信じられないようで、あきれ顔です。
朝、家を出てから、靴下に穴が開いていることに気付いたり、ストッキングがデンセンしていたりなどというと、その日一日気分が落ち込んでしまったりするものですが、我が娘は違うようです😊。
この時に「くじけない楽観主義」を説いたアランの幸福論を思い出しました。
「幸福はいつもわれわれから逃げてゆくものだ、といわれる。ひとから与えられた幸福を言うのなら、それは正しい。与えられた幸福などというものは、およそ存在しないからである。しかし、自分でつくる幸福は決して裏切らない。
(幸福論・本文より)」
我が娘が本当に大物だといいんだけど……😊。