【鎌倉時代が一番短命だった】
いまや世界有数の長寿国となった日本ですが、これまでの日本人の寿命を振り返ってみるとどうなのでしょうか?
先日の報道(2019.6.5読売新聞)で、中世の日本人は、他の時代に比べて短命だった可能性が高いことが、聖マリアンナ医科大学の長岡朋人准教授(形質人類学)らのグループの研究でわかったと報じられました。
短命のピークは、中世前期の鎌倉時代にあたる12~14世紀頃とみられ、弥生時代や戦国時代に比べても短命なことがわかりました。
長岡准教授は、「13世紀には大きな地震も起きており、戦乱や自然災害の影響で短命化が進む危機的な状況があったのではないか」と結論付けています。
【大豆製品が日本人の健康に寄与した】
戦乱・戦争や大きな自然災害があれば、当然平均寿命は下がるでしょうが、食生活の面で、日本人の健康や寿命に大きく貢献したのは、豆腐や納豆などの大豆製品ではないかと思っています。
明確な記録はないのですが、豆腐は奈良時代(710~784)に、中国に渡った遣唐使の僧侶らによって伝えられたとされています。
江戸時代に入ると庶民の口にも入るようになり、日本の気候、風土、水、あるいは日本人の繊細な気質等に育まれ、日本の豆腐として発展していきます。
今日では世界的な和食ブームが起こるくらいに、日本の食生活は注目されるようになりましたが、豆腐が日本に伝えられたことが、日本人の健康と長寿に大きく寄与したことは間違いないようです。
【短命説・長命節】
そういえば1990年に日本人の食生態学者の西丸震哉(にしまる しんや)氏が
『41歳寿命説』を世に送りマスコミで大きな話題となったことを思い出します。
彼は、明治、大正、昭和の20年代の日本人に比べて、昭和34年以降に産まれた若者たちは、環境汚染に晒されて育ち、食べ物も伝統的な日本食を離れ、ジャンクフードばかり食べているので、41歳までしか生きられないと自説を世に発表し、世間を騒がせたのです。
しかし日本人の平均寿命は、その後毎年更新され続けており、この事実と自説の整合については亡くなるまで公にコメントしませんでした。
近年では、それどころか先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きるだろうとまで言われています。
ただ今の日本は格差が進行した「格差社会」で、それが「健康格差」に繋がるという人達もいます。
「金の切れ目が命の切れ目」などという社会にはなって欲しくないですね😢。
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