団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

昔のテニス仲間が介護付き有料老人ホームに入る

  今回年賀状を送った昔のテニス仲間から電話が入りました。

 

 聞けば、昨年から介護付き有料老人ホームに入ったとのこと。

 

 あまりに突然のことなので、正直驚きました。

 

 彼に前回会ったのは数年前のことでした。

 

 その時も、年賀状を送ったあとの年明けに、返礼が出来なくて申し訳ないとの趣旨の電話が入り、実は今入院していると打ち明けてくれました。

 

 早速、同じテニス仲間だった学生時代からの友人を伴って、見舞いに行きました。

 

 内臓系の疾患で入院しているとのことでしたが、思ったより元気そうなので安心して帰ってきたのを思い出します。

 

 ただ気になったのは、奥さんとの関係がうまくいっていなくて、今は別居中だと知らされたことでした。

 

 そんな記憶を思い起こしながら、再び仲間と老人ホームを訪ねることにしました。

 再び、コロナウィルス感染が拡大していることもあって、事前にホームに連絡を入れ、面会の可否を確かめ、日時を伝えたうえでの訪問です。

 

 最寄りの駅で仲間と待ち合わせ、バスに乗り換えて老人ホームに向かいました。

 

 着くと入り口のガラス越しに友人が立って出迎えようとしている姿が見えました。

 

 思わずドアを開けて中に入ろうとしたのですが、開きません。

 

 受付のスタッフの方が、来訪者を確認したうえでドアの開閉を管理しているようです。

 

 友人は杖をついて出迎えてくれました。

 

 フロントの反対側に椅子が3脚置いてあり、そこに座るよう勧められます。

 

 外出許可を申請していて、部屋を見せてもらったあと、3人で外出する手筈になっています。

 

 金銭管理はすべて施設に任せられているようで、友人は出金の申請をしているようなので、おもわずそこまで足を運び、今日の出費はこちらで全部負担する旨を伝えます。

 

 友人の個室の部屋を見せてもらいました。

 

 こじんまりとした部屋は、衣装家具・テレビなど最低限のものしか置かれておらず、あとは本がぎっしりと並べられています。

 

 何もすることがないので、部屋では専ら読書にいそしんでいると、笑いながら話します。

 

 友人を連れ出して、近くの駅前まで移動し、昼食を一緒に摂るので大衆中華料理店を選んで入りました。

 

 普段供される食事は、病院食と同じで減塩を徹底しているので味気ないといいます。

 

 我々がビールを注文すると、自分も飲みたいといいます。

 

 昔はあれほどお酒を飲んでいたのですから、無理はありません。

 

 皆で野菜がたっぷり入った麺を食べ、店を出ましたが、まだ早いのでカラオケ店を見つけて、しばし時を過ごすことにしました。

 

 友人は全く選曲しようとはしませんでしたが、我々が懐かしい曲を選んで歌いながら、気分を盛り上げようとしました。

 

 昔のような元気はありませんでしたが、彼はそれなりに楽しかったようです。

 

 駅前からタクシーを拾い、施設まで送り、また会いにくることを告げて、その日は別れました。

 

 また時折訪ねて、元気づけようと思いました。