私の実家は、家を建てた時にお風呂場は作ったものの、近くに共同浴場があり、専らそこを利用しており、ほとんど家の風呂を利用したことがありませんでした。
両親は“源泉かけ流し”のその共同浴場が気に入っていて、元気なうちは専ら共同浴場を利用していました。
母は足が悪く、自力で歩いて共同浴場まで行けなくなってからも、父が車に乗せて連れて行き利用していました。
デイサービスを利用するようになってからも、母はこの共同浴場を利用したがったものでした。
しかしその母も昨年末に特養に入所しました。
そして父も共同浴場を利用しなくなりました。
元気だった父も共同浴場までの坂道を歩いて行くのが負担になったようなのです。
もっと早く気づいてあげればよかったのですが、最近では専ら家の風呂場のシャワーで済ます生活をしていたのです。
というのも、家の風呂は高齢の父親には深すぎて、足を上げて湯船に入ることができなかったようなのです。
冬場になり、家でのシャワー生活は風邪をひく心配があります。
そこで前回行った時に、業者を探して父でも入れる新しいユニットバスに交換してもらうことにしました。
昨年末に自宅に来てもらい、現在の風呂場をみてもらいました、その後工事の見積りを出してもらい、年明けに工事着工という段取りを済ませておきました。
最初は工事費用がもったいないなどと言っていた父も、完成図を見せると、はやく工事をしてほしいなどと、完成を待ち焦がれるようになりました。
しかし年が明けてもなかなか連絡がこず、そろそろこちらから連絡をとってみようと思っていた矢先、昨日メールで連絡が入りました。
1月最後の一週間で、完成までこぎ着ける予定とのこと、早速父に報告の電話を入れると、昨日のうちに挨拶を兼ねて訪問してくれたとのこと。
シャワー生活から、ゆっくり湯船に浸かって身体を温める生活ができるよう、順調に工事がすすむことを願うばかりです。