脱マスクが宣言されて一ヶ月が過ぎました。
マスクをつけた生活から開放されて、以前の日常を取り戻しつつあります。
ただ私の場合、花粉が飛ぶ季節であったり、中国から黄砂が飛んできたりで、これまでマスクをなかなか外せませんでした。
テレビを見ていたら、都内の山手線の某駅で調査をすると、マスクを外している乗降客は3割弱だとの結果だそうです。
私も週2日ほど電車に乗りますが、ほとんどの人がマスクを付けているという印象です。
Jose Antonio Albaさんによるpixabayからの画像
日本で脱マスクが進まないのは、集団内で多数派に合わせて行動するよう強制する「同調圧力」の強さが指摘されています。
特に今回の新型コロナは、他人にうつしたり、自分がうつされたりするため、他人の行動が余計に気になってしまうようです。
逆に言えば、外す人が一定割合を超えると、脱マスクが一気に進むのでは、とみる専門家もいます。
また欧米などは一気に脱マスクが進んだのに比べ、日本で慎重な人が多いのは、日本人は「目元」で、欧米人は「口元」で相手の表情を読み取る傾向が強いことも一因していると中央大学の山口真美教授(認知心理学)は指摘しています。
一方で脱マスクが進む教育現場や職場からは「息苦しさがなくなり、集中力が上がった」と歓迎の声が上がっています。
マスクの内側は、酸素の量が少なくなりがちです。着けていない時と比べて酸素は13%減り、二酸化炭素が30倍に増えるとの海外の研究結果もあるようです。
学校現場などでは、脱マスクでの学習環境を整えた方がいいのかもしれません。
また長いマスク生活中は、女性はマスクで隠れる箇所は、化粧をせずに済むので楽だったといいます。
そして、いよいよ脱マスクが本格化するのを受けて、化粧品がよく売れているようです。
またマスクで顔が隠れる生活に慣れて、いきなり顔全部を晒すのに不安を覚え、前髪でなるべく顔を隠すようなヘアスタイルが流行っているともいいます。
一方で、少ないながらもコロナ感染者はじわりと増えつつあるとの報道もあります。
高齢者は感染すると重症化の危険もありますので、マスクをなるべく付けた生活をおくる方が無難なのかもしれません。
私の場合はもうしばらく、外に出るときにはTPOに合わせて着脱する生活を続けようと思います。