今放映しているNHKの朝ドラでは、主人公の家が「回転焼き」なるものを焼いて生計をたてています。
私も長い間生きてきて、今川焼きを「回転焼き」と呼ぶことを初めて知り、ビックリしました。
読売新聞編集部が、何と呼ぶかをツイッターできいたところ、今川焼き45%、大判焼き36%、回転焼き11%、その他8%だったそうです。
その他の8%には、どんな呼び方が入っているのでしょうか?
恥ずかしいので他人にはあまり言っていないのですが、私は子供の頃、今川焼きのことを「きんつば」と呼んでいました😊。
子供の頃に勘違いして「きんつば」と呼んでいたのか、それとも周りの大人がそう呼んでいたので、そう教えられたのか、定かではありません。
今川焼きと「きんつば」は全く違う食べ物だと分かった時には、とても恥ずかしい思いをしたものです。
さて朝ドラの3代にわたる主人公たちは、祖父や親から受け継がれた、小豆をおいしい「あんこ」に作り上げる技術により、おいしいおはぎや回転焼きを作り上げて評判をとります。
小豆を炊きながら「おいしゅうな~れ」とおまじないをかけて、見事なあんを完成させます。
Kangbchさんによるpixabayからの画像
私も子どもの頃は、甘いものが大好きでした。小学校にあがる前にはご飯に砂糖を混ぜたきな粉をふりかけて食べていたことを思い出します。
もちろん「あんこ」も大好きで、甘いあずきに餅をおとした「お汁粉」には目がありませんでした。
母は畑のあぜ道に小豆を植えて、収穫した小豆を丹念にゆでてお汁粉を作ってくれたものでした。
大人になると、いつの頃からか甘いものをほとんど口にしなくなりましたが、実家に娘たちを連れて行くと、母はよくぼた餅(おはぎ)を作っては孫たちに食べさせようとしていました。しかし娘たちはほとんど食べないので、母ががっかりしていたことを思い出します。
日本人の食文化も時代とともに変化して、いまやおいしいスイーツやお菓子が氾濫していますので、小豆を食べる機会がめっきり減ったように感じます。
私自身も小豆を食べる機会といえば、たまに粒あんの入った「アンパン」をかじることぐらいで、めったに小豆を口にいれません。
甘いものはめったに口にしなくなったからです。
しかし小豆を嫌いになったわけではないので、結婚してからお祝い事の時に、妻がつくるお赤飯は好きでした。
甘く調理した小豆は食べなくても、甘くないお赤飯に入った小豆には、昔の思い出が詰まっているからなのでしょう。
しかし結婚後の我が家のお赤飯に入っているのが小豆ではなく「ささげ」だという事は、後から知りました。
赤飯には皮が厚い「ささげ」の方が適しているのだそうです。
あまり食に執着しない私は、料理に関しては妻に教えてもらうことばかりでした😊。