再びコロナウィルス感染拡大が始まって以来、なるべく混んだ電車には乗らないようにしています。
ところが昨日は、その日のスケデュールの都合で、いつもより早く家を出て、電車に飛び乗りました。
案の定、電車はとても混雑しています。
空いている電車の時には、座れることがほとんどですから、隣に座っている人と一人分間隔を開けることのできる座席を探す余裕があるのですが、満員電車はそれどころではありません。
立って乗る時は、電車の揺れに応じてつり革かポールにつかまらざるを得ません。
いつもはこのような状況が想定される場合には、手袋を用意しておき、つり革につかまるようにしています。
ところがこの日に限って、手袋を忘れてきてしまいました。
しかたがないので、素手でつり革をつかみ、目的地の駅まで我慢です。
Josch13さんによるPixabayからの画像
目的地の駅を降りると、トイレに駆け込み、手洗いをしました。
あとはSUICAでパネルからちょっと離して、改札を抜けることができます。
コロナウィルス発生以前には、こんなに神経質にはならなかったのですが、几帳面ではない私でも、ここまで神経を使っているのだなと変に感心してしまいます。
ところで、最近様々なところでクラスターが発生していますが、満員電車でクラスターが発生したという話はまだ聞いた事がありません。
これだけ密な状態なのですから、感染事例があっても不思議ではないのですが…。
感染症治療の最前線にいる国立国際医療研究センターの国際感染症センター国際感染症対策室医長で感染症専門医の忽那賢志氏はつぎのように述べています。
「これはおそらく電車内で皆さんがあまりしゃべらないからだと思います。
クラスターが発生しているケースの多くは、合唱している、カラオケをしているとなど大声を出しているところです。
これに加えて最近は電車内でも多くの乗客がマスクを着用し、換気されていることも影響していると思われます。」
毎日、満員電車に乗らざるを得ない方々にとっては、少しだけ心強いコメントではないでしょうか。