団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

もうすぐ初孫の1歳の誕生日です

 孫の誕生日11月5日が迫ってきました。

 

 生まれた頃の写真を眺め返していて、活発に動き回る最近の様子を見ていると、1年間の時の移ろいを感じます。

 

 10カ月を迎えた8月から、次女の仕事復帰に合わせて保育施設に預けられています。

 

 最初は1歳にも満たない孫を預けて大丈夫なのか、などと老爺心ながら心配しましたが、先日娘が夕方引き取りに行くのに同行してみると、思いのほか保育所に馴染んできた様子で、胸をなでおろす思いがしました。

 

 その後の時間に、娘がオンライン会議を予定しているということで、その間みていてほしいと頼まれて、妻と私が呼び出されたのです。

                                                   Carole LRさんによるpixabayからの画像

 

 保育士さんの話だと、孫はその日はあまりお昼寝をしなかったとのこと、ベビーカーに乗せて家路につく途中でコックリコックリと寝始めてしまいました。

 

 娘は家に戻り仕事を再開しなければならないので、ベビーカーで眠りにつく孫をつれて、付近の散歩に出ることにします。

 

 その日は比較的温暖な気候でしたので、少しの間なら薄着の孫も寒くはないだろうと、車通りの少ない道を選びながら、ゆっくりとベビーカーを動かしていきます。

 

 以前もそうだったのですが、孫はベビーカーの上で居眠りを始まるのはよいのですが、背にもたれかかって眠らず、前のめりで寝てしまうので、顔の辺りをぶつけなければよいがと、ハラハラしながら車を動かしていきます。

 

 20~30分は眠ってくれた頃、娘から連絡があり、そろそろ寒くなるから帰ってこいと言います。

 

 家に帰り、しばし遊ばせた後、離乳食を作ってもらって食べさせます。

 

 お腹が空いていたのか、よく食べてくれるので助かります。

 

 その後、しばし遊んでいると、娘が仕事が終わったようなのでバトンタッチ、私たちは家路につくことにしました。

 

 しばしの時間ではありましたが、幼い子の相手をするのは疲れるものです。

 

 この週末、次女と夫さんは、誕生日プレゼントは何が良いかを相談したらしく、希望の品の写真が送られてきました。

 

 品物は彼らが買って、あとで請求書がこちらに送られてくることになっています。

 

いよいよ特養ホームに入所するしかないのか

 母が世話になっているケアマネジャーから妻のところに連絡がありました。

 

 入院して2ヶ月以上が経過していますので、そろそろ動きがあるだろうとは思っていました。

 

 母の入院している病院の担当スタッフから、こまめにケアマネジャーに連絡があるようです。

 

 いつまでも病院にはいられないので、退院後の身のふりかたを決めておかなければなりません。

 

 母は家に戻りたいというのでしょうが、もはや家での生活は無理な状況になってしまっているのです。

 

 父ももはや状況はある程度は理解しているようです。

                                        Bessiさんによるpixabayからの画像

 

 ケアマネジャーは、父の了解が得られれば、特養への入所申込みを書いてもらいたいといいます。

 

 退院してしまった後だと、特養への入所はよりハードルが高くなるといいます。

 

 冬は寒い地域ですので、晩秋になると入所の希望が殺到するそうです。

 

 早速、妻から父に電話をしてもらい、事情を話します。

 

 その後、ケアマネジャーと自治体の担当者が、父の所を訪れてくれることになりました。

 

 訪問日が、この週末の土曜日に決まっていましたので、夕方父に電話をすると、入所申込書を書いて渡したとのこと、その後自治体側が入所条件に照らし合わせて、審査をするようです。

 

 母は要介護5の認定を受けていますので、審査は通りやすいのではないかとケアマネジャーも言ってはくれていますが、どうなるのかは結果待ちです。

 

 母が要介護の認定を受けた後も、両親は支援を受けながら長い間、家での生活を送ることができてきました。

 

 しかし今回の入院を通じ、病院からの状況報告を聞くと、さすがに家に戻っての生活は無理な段階にきているようです。

 

 先日、実家に行った際、母の部屋を前を通りかかると、扉は開きっぱなしになっていて、ベッドと車椅子が静かに佇んでいました。

 

 

 

やっとキンモクセイが香り出しました

 私の住まいの1階駐車場の背面に何本かのキンモクセイが植えてあります。

 

 その香りは私の最も好きな香りです。

 

 9月の半ばになると、オレンジ色の小さな花が咲き、辺りを甘い香りで包んでくれます。

 

 毎年9月に入ると、キンモクセイの方から、秋の訪れを教えてくれるのが恒例なのですが、今年の場合は、9月が終わろうとする日に、私の方から気づきました。

 

 そういえば、今年はキンモクセイの香りに出会っていないなと…。

        キンモクセイ

 

 そうなると無性にそのことが気になりだしました。

 

 もしかしたら、1階植え込みのキンモクセイは枯れてしまったのでは、などと心配になったりもしました。

 

 9月も終わり、10月の半ばにさしかかったこの週末、やっと香りを私に届けてくれました。

 

 見れば、例年よりも花の数が少ないような気がします。

 

 やはり今年の記録的な猛暑のせいでしょうか。

 

 改めて調べてみると、気温が高い状態が続くような年は、半月ほど開花の時期が遅れることがあるようです。

 

 長く生きていて、こんな事実を初めて知りました。

 

 今年は咲かないのかなどと諦めかけた10月半ばになっての開花は、私の記憶のなかにはありません。

 

 地球温暖化は、いろいろな生態系に影響を及ぼすのでしょうか。

 

 ちなみにキンモクセイの香りの強さは、天気により左右されるそうです。

 

 晴れの日の朝は、温度が低く上昇気流はあります。すると香り成分が地表付近に止まりにくく、弱く感じます。

 

 一方、曇りの日は温度が高く、上昇気流がないため香り成分が地表付近に止まりやすいため、香りを強く感じることができます。

 

 新聞の投書欄などを眺めていると、咲いて香りを放ちだしたキンモクセイを話題に取り上げた投稿が取り上げられています。

 

 私と同じように、この香りを待ちわびていた人も多いのでしょう。

 

迷惑な金融機関のシステム障害

 

  私は月のうち何日間かは仕事をしています。

 

 わずかではありますが、その報酬が毎月10日に振り込まれます。

 

 これが年金生活をベースとした我が家の生活のうえで、わずかに余裕を持たせる収入になっています。

 

 妻はこの収入をあてにして、10日になるとATMに寄ってくるよう催促します。

 

 自分のパート代が15日には振り込まれるのに、私の雀の涙ほどの報酬も「お給料」と称してかっさらっていきます。

 

 現役のサラリーマン時代の習慣から抜けきらないでいるのです。

                                                 Josch13さんによるpixabayからの画像

 

 振込日の10日は、仕事は休みでしたので、昼頃にATMのあるスーパーマーケットまで出かけていきました。

 

 買い物にきている奥様方が並んでいる列の最後尾にならんで待ちます。

 

 見るとはなしに眺めていると、ATMの操作を終え、首をかしげながら去っていく人が何人かいました。

 

 順番が回ってきましたので、出金するために操作を始めます。

 

 まず念のため、残高確認をしましたが、なんと予定していた振込がまだされていないようなのです。

 

 妻は孫が生まれて以来、毎月のように孫に似合いそうな衣類や玩具を買い込んでいて、その請求が10日に引き落とされるようなのです。

 

 それに間に合わないといけないので、仕方なく私の別口座から必要な金額をおろして帰りました。

 

 家に戻ってニュースを見ていると、一部の銀行の振込処理に障害が発生していることが報じられていました。

 

 それから2日間、復旧のメドがたたぬまま時間が過ぎ、3日目の朝になってようやく復旧、お金をおろすことができました。

 

 銀行間の資金決済を担う全国銀行データ通信システムでおきた障害のようで、送金の遅れなど500万件が影響を受けたようです。

 

 過去に一部の都市銀行で深刻なシステム障害が発生したことがありましたが、その際には我が家は直接の影響は受けませんでしたので、眺めているだけで済んだのですが、今回直接の影響を受けてみると、不安な思いを強いられることを思い知らされました。

 

 綱渡り状態で決済のやりくりをしている世帯は、我が家だけではないでしょう。

 

母の入院生活は長引くのか

  母が入院してまもなく二か月になろうとしています。

 

 当初の病院側の話では、頭を打っているので二ヶ月程度、様子を見ましょうとのことでした。

 

 父が面会に行くたび、「いつ退院できるのか」と何度も聞いてきて、その度返答に窮して言葉を濁しているようです。

 

 またコロナ感染が広がっていることで、面会は厳しい制限が設けられており、面会を希望する際は、4日前までに申し込まなければなりません。

 

 そして面会できる時間もわずか15分ほどで、時間が来ると看護師さんが容赦なく退去勧告を告げに来ます。

                                                   彼岸花

 

 私はまだ一度しか面会できていませんが、父は面会のたびに次回の面会予約をとって、せっせと会いに行っているようです。

 

 というのも、下着などの洗濯物を持ち帰り、洗って次回の面会の際に届けているのです。

 

 数年前に入院したときには、リハビリのスタッフが、日に何度かやってきてマッサージをしてくれたり、歩行訓練などをしてくれたのですが、今回はそういう処置は全くなされていないようなのです。

 

 面会した際に、ベッドにばかり寝ていては退屈なせいもあり、車椅子にのって院内を散策したいとの母の希望もあり、車椅子へ移動させようとしたのですが、手足に全く力が入らず、重い体を持ち上げて椅子に乗せるのに往生しました。

 

 このような状況が続くと、退院できても、家での生活はかなり厳しいのではと思ってしまいます。

 

 入院して一ヶ月が過ぎた頃に、病院から父に連絡が入り、病棟を3階から4階に移動させるとのこと、私が面会に行った時には、既に4階に病室が変わっていました。

 

 移動した理由は、病院側から何も説明がなかったようです。

 

 私の感触からすれば、4階病棟は長期入院者が多いのではないかという気がしています。

 

 入院した当初、私と妻がケアマネジャーと話をした時には、退院後は特養の枠を用意しますといってくれたのですが、身体は動かなくても頭だけはしっかりしている母のことですから、特養への入所はかなり抵抗をするような気がします。

 

トランプ支持と差別感情

「オバマ元大統領は、どこで生まれた?」

 

 読売新聞アメリカ総局長の今井隆氏は、7月以降、トランプ前大統領の選挙集会などを取材した際、支持者計20人にこの質問をぶつけてみました。

 

 返ってきた答えは、14人が「ケニア」あるいは米国外、5人が「分からない」などと言葉を濁し、正解の「米国ハワイ州」は1人だけだったそうです。

 

 歴史家のアン・アプルボーム氏は著書「権威主義の誘惑 民主政治の黄昏」の日本語版序文に、米国人のほぼ3人に1人がオバマ氏は米国生まれではないという陰謀論を信じ、トランプ氏の「支持基盤になった」と書いています。

 

 支持基盤となった白人層支持者が抱くのは差別感情です。

 

 奴隷制に始まる歴史的要因や異人種への優越意識など、理由は様々あろうと思われますが、注目すべきは彼ら白人が抱く「被害者意識」であり、そこから生じる異人種への攻撃的態度です。

                          Free-Photosさんによるpixabayからの画像

 

  人種差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」運動は、差別的な白人警察官を糾弾しました。

 

 大学の入学審査時に黒人らを優遇する「アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)」では、白人がしわ寄せを受けてきました。

 

「なぜ白人が攻撃されたり、損をしたりしなければならないのか。逆差別だ!」と抗議の声をあげる白人も多くみられました。

 

 トランプ氏は今回4つの事件で起訴されていますが、主導した黒人検事長らを「人種差別主義者」と決めつけ、呼応した支持者は彼らを強迫までしているといいます。

 

 多様性やマイノリティー(人種的少数派)を重視するバイデン政権は、敵も同然です。

 

 そんなトランプ氏は、大統領選の共和党指名候補争いにおいて、5割を超える支持率を保ち続けていて独走状態なのです。

 

 自国第一主義(アメリカファースト)を主張するトランプ氏は、パックスアメリカーナ(アメリカの覇権)を復活させたいと願う白人のアメリカ国民から熱烈に支持されているようです。

 

 その支持するエネルギーは、彼が法の秩序を無視しようとも揺るがないものなのでしょうか。

 

 

 

お客様は神様か?

 最近飲食店などで、大きな声で店員をしかりつけている客を目にすることが度々あります。

 

 仲介しようと割って入る勇気はないので、遠目で見ているだけですから、何が原因でそうなっているかはわかりません。気になりつつも、そのまま店を出てしまいました。

 

 私の遭遇した場面がそうだったかはともかく、最近、顧客が理不尽な要求を突きつける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が横行し、社会問題になっているようです。

                                  Yamashinさんによるpixabayからの画像

 

 消費者心理に詳しい関西大学の池内裕美教授(社会心理学)によると、00年代に食品や産地の偽装事件が多発し、企業に対する消費者の不信が高まりました。社会的な格差や高齢化などを背景に、不安や孤独感が強まり、他人への寛容さも薄まりました。

 

 生活のなかで唯一、他人に強く出られるのは「客」の立場となった時で、不満のはけ口が店員に向けられやすくなっているのではないかとみています。

 

 カスハラを研究する東洋大学の桐生正幸教授(犯罪心理学)は、「企業による過剰なおもてなし合戦も一因だ」と分析しています。

 

 経済の低迷で企業間の競争が激化するなか、客離れやSNSへの悪評の書き込みを過度に恐れ「客を神様のように扱い、店側とのパワーバランスが崩れた」といいます。

 

 窓口に権限のない非正規労働者が配置され、クレームに謝罪するしかない状況が事態を悪化させているとも。

 

 桐生教授は「カスハラは、同じ相手に何度も嫌がらせをするという点でストーカー行為と共通する。悪質な場合は犯罪と捉えるべきだ」と断言します。

 

 土下座の要求や脅迫的な言動などは刑事責任を問われる可能性があるとも。

 

 国も対策に乗り出し、クレーム対応には複数人での対応をとることを促したり、今月には、労災の認定基準に、カスハラを新たな類型として追加し、救済の強化を図ろうとしています。

 

 カスハラは労働者の人権に関わる問題ですから、各職場でカスハラの実態を把握したり、対応方法を共有したりして対策を講じ、労働者の安心につなげていってほしいものです。