納豆は、私には幼い頃から慣れ親しんだ食べ物でした。
朝、我が家で朝食を摂ろうとしていると、近所の中学生が「納豆はいりませんか?」と玄関で呼びかけてきました。
すると母は必ずといっていいほど、納豆を買い求めます。
お互い貧しい同士の家でしたが、その中学生の子が、納豆売りで家の家計を助けようと、学校に行く前に近所をまわって納豆売りをしている少年を健気に思い、その納豆を買って応援していたようです。
そのようなわけで、我が家の朝食には納豆がつきものだったのです。
当時は、経木に包まれた納豆でした。
いまは食育などという言葉があり、意識して食に納豆をはじめとした大豆発酵食品を摂るようにしている方も多いと思いますが、我が家の場合は貧しさと先ほどのような事情が相まって、毎朝納豆食だったのです。
Ronny OverhateさんによるPixabayからの画像
いまや納豆は、健康に資する最強の食品と言われるようになりました。
さらに先日、納豆は新型コロナウィルスの感染予防にも役だつ食品だという発表がありました。
以下、その記事の内容です。
長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科の北潔教授の研究チームが、マラリアの薬を開発するために使っていた「ある物質」が新型コロナウイルスの増殖も抑えることを発見しました。
それが「5-ALA」、天然のアミノ酸の一種です。
長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科 北潔 教授は次のように述べています。
「この中に本当に大切なものが入っていて、これが多くの人を新型コロナから予防したり救ったりできる。できるだけ早く実現したいと思っています」
「5-ALA」は「生命の根源物質」といわれ、私たち人間の細胞内でも作られています。
安全性が非常に高く、10年以上前から医薬品をはじめ健康食品や化粧品などにも使われています。
「5-ALA」は8つ集まると「プロトポルフィリンIX」という物質になります。
これが鉄と結合すると「ヘム」になります。
ヘムが新型コロナウイルスの表面にある「スパイクたんぱく質」に結合すると、ウイルスが細胞に侵入できないため、体内でウイルスが増殖するのを防ぐことができるというわけなんです。
(以上)
「5-ALA」は日本酒や納豆などの発酵食品に多く含まれているアミノ酸です。
ヒトや動物、それに植物など、あらゆる生命体の細胞の中で作り出されるもので、「生命の根源物質」とも呼ばれています。
今、期待が寄せられている理由は、長崎大学の研究で、新型コロナウイルス増殖を抑える効果が確認されたからです。
欧米に比べると比較的感染者の数が少なく抑えられてこれたのは、納豆を始めとした発酵食品の摂取とかかわりがあるのでしょうか。
研究の成果に注目です😊。

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