団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

音楽は人を癒す

知人のコンサート

 仕事のかたわら長く音楽に携わってきた知り合いのコンサートに出かけてきました。義理で参加しているような人も多い(?) のですが満席です。

 

 まわりを木々に囲まれた雰囲気のよいこじんまりした会場です。
黄昏時にはじまり、「星」をテーマにした曲を選んで披露してくれるようです。

 

 10数曲が披露されたなか、最後の曲「空に星があるように」を懐かしく聞きました。荒木一郎のヒット曲です。

 

 誰にでも自分の心に残る「思い出の曲」というものはあるものです。私にとって「空に星があるように」は、その思い出の曲の一つです。

 

 ステージで歌う彼は私と同年代で、いまはデイサービスの運転のお手伝いをしながら、利用者を集めて定期的に歌を披露して、喜ばれているようです。

 

 音楽には「人を癒やす」不思議な力があるのではないでしょうか。

 

人に寄り添う音楽

 

 半崎美子という歌手がいます。彼女は「ショッピングモールの歌姫」と言われています。

 東日本大震災後に、被災した人々に会って話を聞いたことや、他の地域で出会った人々の人生に触れたことなどを曲にし、全国のショッピングモールを回り歌い続けます。

その人たちの涙に触れて生まれた彼女の歌は聞く者の胸を打ち、昨年数々のメディアに取り上げられ、話題になりました。

 

 

音楽療法が普及し始めている

 私は不勉強であまりよく知らなかったのですが、音楽療法というものがあり、既に普及が進み始めているようです。

 

 音楽療法は対象者(クライアント)の身体的、感情的、認知的、精神的、社会的なニーズに対応するために、音楽を意図的に使用する療法と定義されています。

 

 対象となる方の状況を把握(アセスメント)し、音楽療法が、効果があると判断された場合に限られますが、幅広い分野で用いられるようになっています。

 

 例えば、不安やストレスで過呼吸や息切れなど身体的な症状が出ている場合は、音楽療法を使ったリラクセーションを施します。また、その不安が人間関係の悩みが原因であれば、音楽を使っての心のケアやカウンセリングを実施します。

 

 音楽を老人性認知症などの治療に役立てる活動も普及し始めているようです。特別な資格を持った音楽療法士が、歌や楽器を通じて患者さんとコミュニケーションを取ることで、症状の改善を図ろうとしたりしています。

 

 立ち戻って考えてみれば、一流の音楽家やシンガーは私達に音楽を通して、感動や勇気を与えてくれているわけですから、心を癒す「音楽療法士」という一面も担っている(?) のかも知れませんね😊。