毎日が日曜日人は、なにしろ時間があります。したがって先立つものの都合が折り合えば、実現させたかったのが長旅です。
ときは東日本大震災が発生して四か月がたった、復興にむけての取り組みがやっと始まろうという時期でした。経済の停滞や復興支援の意味
もあり、東日本海フェリーが新潟~小樽航路を通常の半値近くの値段で企画した広告を見つけました。
行きと帰りのフェリーの間に7日間ありましたので、予てからしてみたかった北海道縦断旅行ができるとすぐに申し込みました。それからというもの予算と睨めっこしながら、どういうルートでまわるか、予算内で宿泊可能な施設がどこにあるか等、準備に追われることとなりました。
四苦八苦して決めたルートは、小樽~(札幌経由)~富良野泊~旭川泊~音威子府泊~(オホーツク海側に出て)~宗谷岬泊~稚内~(利尻島を右に見ながら南下)~留萌泊~札幌泊~小樽泊というものです。予算が限られている中で何とか範囲内で実現できることが分かりほっとするとともに、現実になろうとしている北海道縦断旅行にわくわくしたものです。いま振り返ると、旅行に行く前のこの準備期間が一番楽しかったような気がします。
各地で楽しかった思い出をたくさん作り、北海道の雄大さを満喫することができましたが、何よりも7日間もの間、毎日ひたすら運転できたことに我ながら感心したものです。
北海道は事故が多いことで有名ですが、至る所で警察のスピード違反の取り締まりが行われているのには驚きました。
警察の取り締まりが日常化しているせいか、地元の車に出会う時にパッシングをしてくることに何度も遭遇しました。最初は意味がわからなかったのですが、その後分かったのは「先で取り締まりをやってるよ!」ということでした。毎日仕事で車を走らせている方にとっては、頻繁に摘発されてはたまりませんので、これも助け合い(?)なのかもしれません(笑)。