団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

人は食べたものでできている

  健啖家(けんたんか)という言葉があります。何でもよく食べる人のことです。
私は昔名だたる経営者・学者をお呼びして、毎夏某リゾート地にて4日間のセミナーを実施する仕事をしていたことがあります。

 

 講演が終わるとその日のうちに帰るゲストもいますが、前日から入ったり、講演後に宿泊するゲストも結構いました。いわゆるVIPの方々ですので、食事の好みを伺ってレストランの予約をします。そして食事中のお相手をするケースも度々あります。

 

長年この仕事に従事して、実感として感じたことは「一流の経営者の方々はおしなべて、食事をしっかり召し上がる!」ということでした。

 

 摂取したカロリーの約6割は脳で消費されると聞いたことがあります。
彼らは一流と言われるだけあって、相当に頭を回転させて仕事をしていますから、脳で消費されるカロリーは常人を上回っているのだろうと思います。

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かと思えば、比叡山山内で行われる千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)のあいだ、修行僧の食事は、ずっと同じメニューが1日2回。
内容は「塩ゆでのじゃが芋2個、うどん半皿、豆腐半丁」。これ以外のものはいっさい口にしないそうです。

 

 前述した経営者の皆さんの例とは違い、この修行僧の荒行を支える食事は、現代栄養学の常識とは違う説明が必要なのかもしれません。

 

 「食べることを大切にする」ということは、体と心が求める感覚を大事にすることなのでしょうか。

 

 人には、まだまだ計り知れない能力が潜んでおり、食を大事に考えていくことで、現在説明がつかないことが、少しずつ分かってくるものと思います。

 

 私の場合、朝しっかり食べると、昼になってもお腹が空かないことが多くなりました。そこで昼を抜いて夕方まで過ごすことをしばらく続けていたのですが、医者から「昼を食べないと、その後の食事の際に、血糖値が急上昇するから、その習慣はやめたほうがいい」と言われ、昼に少しでも食べ物を摂取するようにしました。

 すると不思議なことに、昼時になるとお腹が空くようになりました😊。