【電車の中でのエピソード】
職場に向かう電車に乗っていた時のこと、ラッシュ時をずらして各駅停車の比較的空いている電車に座っていました。
途中駅で隣の席があきました。
前に立っていたのは若者でしたが、近くに立っていた中年の女性が座りました。
女性は席に着くなり、持っていたバックをガサガサして何かを探し始めます。
そして飴を取り出し「はい、これあげる」と若者に差し出します、若者は驚いたように「いえ結構です」と固辞しましたが、女性は「遠慮しないで、皆んなにあげてるんだから」と笑いかけます。
その後、若者が受け取ったかどうかは見ていなかったのですが、「あ、大阪のおばちゃんがいた」と思いました。
でも言葉からして、大阪のおばちゃんではないようです。飴を配る習慣は大阪のおばちゃんだけかと、勝手に思い込んでいましたが、大阪以外にも「飴を配るおばちゃん」はいるんだなと、この光景を見た後思いました。
【大阪のおばちゃんは皆飴を持ち歩いているの?】
その後ふと、大阪のおばちゃんは、本当に「あめちゃん」を持ち歩いているのかという素朴な疑問を持ちました。
家に帰ってから検索してみると、子育て情報紙「お母さん業界新聞」大阪版編集部(大阪市平野区)が大阪在住の女性112人を対象にしたアンケートを実施。実に53%に当たる59人が「いつもあめを携帯している」と回答したという記事を見つけました。
やはり過半数を超えるおばちゃんが、「あめちゃん」を持ち歩いているのかと思いながら興味をもって読み進めます。
記事の中でこんなエピソードが紹介されています。
「お母さん業界新聞」大阪版編集部のエリア編集長の集まりでの雑談で、「大阪の人は、みんなあめを持っている?」と聞かれた大阪版編集部の宇賀佐智子編集長(53)が「私らは持っていますよ。集まりとかで誰かが咳(せき)をすると、みんなカバンをゴソゴソしてあめを探しはじめます」と答えると、「大阪って面白いね」などと話が盛り上がったという。
この記事を読みながら、思わずにんまりと笑ってしまいました。
ややもすると、余裕なく動き回り、他人への関心も希薄になりがちな日常の中で、このような「あめちゃん文化(?)」は残って行って欲しいものだなと、読み終えて思った次第です😊。
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