我が家は、朝食はコメ派です。朝だけはご飯に味噌汁ときめています。
ご飯は炊飯器で炊いていますが、最近蓋がうまく閉まらない状態が続いていました。
振り返ってみると、買ったのは10年前でした。娘が就職した時、炊いたご飯があまりに美味しくないのを、ずっと気に留めていて、買ってくれたものです。もっとも安月給でしたから、可哀想になり、私が半分出しましたが^_^
炊飯器の寿命として、10年使えば持った方なのでしょうか?ただ、毎月ギリギリの生活をする身としては、予告なしに突然寿命を全うされても、困ってしまいます。
10年前に炊飯器を買ってくれた娘は、現在結婚もせずに、同棲生活を送っていますが、時々ひょっこり戻ってきます。この日は、その「ひょっこりの日」でした。
炊飯器の調子が悪い話をすると、何と「臨時収入が入ったから、買ってあげる」と言うのです。
元来、娘は「ケチ」なのですが、調理師の資格を持っており、食に関わることには、敏感に反応します。
「地獄に仏」とはこのことです。
善は急げ(?)、早速近くの家電量販店に行ってみようということになりました。
丁度日曜だったので、店は客でごった返しています。
炊飯器売場に行ってビックリです、何と品数の多いこと、どう選べばよいのか分からず、立ち竦んでしまいました。
あらかじめ情報を仕入れておけばよかったのですが…。
しかたがないので、売れ筋商品とこのお店の「おすすめ商品」を参考に、値段と横にらみしながら絞り込みました。
我が家の場合、白米に麦製品を混ぜて炊いているので、最終的には、麦飯に対応している炊飯器が良いということになりました。
そして「娘の気が変わらない」うちにとばかりに、決めてしまい、持ち帰りました。
10年前の製品に比べると、色々な面で機能的に優れているようです。実際に炊いてみると、炊いている時の音も静かです。
翌朝、娘は新しい炊飯器で炊いたご飯で、お弁当として、大きな握り飯を作って、仕事に出かけていきました。
今度はいつ帰ってくることやら😢。
その日の夕方、今度は下の娘が帰ってきました。この娘も同棲生活を送っていて、たまにしか帰ってきません。
まったくうちの娘達はどうなっていることやら…。
炊飯器を上の娘が買ってくれた話をすると、「今まで使っていた炊飯器は使えないの?」と聞いてきたので、「いや、蓋が閉まりにくいだけで、使えないわけじゃない」と答えると、この娘の炊飯器も調子が悪いとの事。
すると、やおら古い炊飯器の掃除を始めました。健康のためにと麦を混ぜてご飯を炊くようになってから、麦から出る汁が蓋の部分にこびりつくようになっていましたので、接触部分まわりを、丹念に掃除をすると、蓋の締りも少しよくなったようです。
「もらって帰る」と言って、古い炊飯器を担いで帰っていきました。
「金は天下の回り物」と言いますが、「炊飯器も天下の回り物?」となりました😊。