神奈川県大和市では、この4月に「70歳代を高齢者と言わない都市 やまと」宣言を行ったそうです。
日本では一般的に65歳以上が「高齢者」とされてきましたが、この世代の方々が生き生きと暮らすためには市民の意識を変えることが重要と考えたのだそうです。
この市は4年前(平成26年)に「60歳代を高齢者と言わない都市」宣言をし、たった4年で「70歳代を…」に変えたのです。
国をあげて「人生100年時代」と言い出していますから、「生涯現役」への期待を込めて、どんどん先の年代まで現役意識を持ってもらおうとしているのでしょう。
しかし、いくら医学の進歩や健康志向が高まって来ているとは言え、65歳くらいを境に、急速に体力は衰え、老化現象が進むのは、以前とそう変わりはないような気がします。
私の義母は今83歳で、デイサービスを利用していますが、施設のスタッフからの報告によりますと、最近よく怒ることが多いのだそうです。
そうした矢先に、些細なことで「近隣トラブル」を起こしてしまいました。
幸い大事に至らなくてよかったのですが、家内は心配をし、しばらく泊まり込みで、義母を監視する生活が続きました。
前から通っている「神経内科」を受診し、医者とも相談して、対処する薬も処方してもらいまいた。
当面、義母の症状に合う薬が見つかれば、それを服用しながら、デイサービスを利用して、今の生活が続けられれば良いとは思っています。
しかしそれも無理になった場合を考えて、いくつかの施設を訪問しながら、義母に合った入所施設を検討する日々を送っています。
最近の老人ホームは、環境も良く、安心して預けられそうな施設がいくつかあることも、分かってきました。
しかし、いくつも見学して分かってきたことですが、「グループホーム」などは、自力で歩いて生活している方も多いのですが、特別養護老人ホームになると、ほとんどの利用者さんが車椅子生活を送っています。
義母の場合、耳は遠くなり、認知機能の衰えは見られるとはいえ、いわゆる「まだらボケ」で、午前中などはシャンとしていて、洗濯やら花への水やりなどは、自力でできてしまいます。
そして何より足腰は比較的しっかりしていて、近くであれば、自分で買い物も出来てしまったりします(家内は心配で、やめるよう言っているのですが…)。
医者からも、訪問した施設の何人かからも言われたことなのですが、「衰えの進行ぶりからいっても、お母さんの場合、特養老人ホームに入るには、まだ若いんじゃないですか」とのこと。
そうか、この分野では「83歳は、まだ若いんだ!」としみじみ思った次第です😊。