次女が結婚する前、一緒に暮らしていた頃は、週末になると次女から、私の机の周りの書類や荷物を全部どかすよう指示が飛び、盛大な音を立てて掃除機をかけてくれたものです。
次女は掃除機をかける前には、必ずゴミをきれいに取り除いて掃除機を動かし始めます。
そしてかけ終わると、「今日はこんなにゴミがとれた」とわざわざ見せに来ます。
たくさんのゴミが掃除機に吸い込まれたことに、快感を見出していたようです。
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次女が結婚して家を出た後は、妻は私の居場所までは掃除機をかけることはしませんので、私の居場所はほったらかされています。
私自らはめったに掃除機をかけることはありません。
目立つゴミがあれば、手でつまんでゴミ箱に捨てています。
ほどよく自分のものが回りに配置され、ほとんどのものが、手が届く距離にあるほうが落ち着くのです。
妻は、10カ月になる孫が遊びに来た時に、これでは危ないから片付けろ、と再三忠告してきます。
実際、次女夫婦が先日孫を連れてやってきましたが、私の砦には近づけさせず、別の部屋で遊ばせました。
しかし、今は歩けるようになる一歩手前なので、大人たちが孫の移動をコントロールできていますが、もう少しして歩けるようになると、周りの目をかいくぐって、私の砦に歩いてやってくるに違いありません。
そんな近い将来を見据えて、妻の言う通りに危ないものは棚などにしまい込んだり、孫が手にとっても問題ないように、きれいに拭いておいたりしておかなければならないでしょう。
そして孫が帰った後には、再び使い勝手が良い配置にすぐに戻せるよう、工夫が必要です。
さすがに埃が積もっているような状態はまずいので、ハンディ掃除機を近くに置き、こまめに埃を取り除くことを、習慣化しなければならないでしょう。
しかし、目立つ・目立たないに関わらず、塵・埃は毎日静かに積もっていくものなのだなと、改めて思い知らされました。