団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

ひまわり、そしてソフィアローレンが佇むウクライナの花畑

 連日の猛暑で日中の外出は億劫になってしまいます。

 

  早朝に散歩に出かけましたが、早くも刺すような直射日光に晒されます。

 

 歩いているとご近所の庭に盛夏が近づいていることを思わせるヒマワリが咲き誇っていました。

 

 それを見て、かつての名作映画「ひまわり」(ソフィアローレン主演・1970公開)をふと思い出しました。

                                              ひまわり

 第2次大戦下、ジョバンナ(ソフィアローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は結婚するが幸せもつかの間、アントニオはソ連戦線へ送られてしまいます。終戦後も戻らない夫の行方を追ってジョバンナはソ連へ向かい、アントニオの居所を探し当てます。

 

 しかし、戦場で遭難した彼は美しいソ連の娘に助けられ彼女と結婚し、子どもも生まれていました……。

 

 戦争によって引き裂かれた男女の悲しい愛の物語「ひまわり」、ソフィアローレンがひまわり畑のなかで、ひとり佇むシーンが蘇ってきます。

 

本作の象徴的なシーン“ひまわり畑”は、ウクライナの首都キーウから500Kmほど南下したへルソン州で撮影されたといわれています。

 

 この地では再び、ロシア軍の侵攻に対し、ウクライナ軍が反転攻勢を展開するという激しい攻防が繰り広げられています。

 

 ウクライナを支援するNATOには新たにフィンランド、そしてスウェーデンが加盟するようです。プーチンの当初の思惑に反する流れになっています。

 

 時代の歯車が逆戻りし始めたかのような動きを見ていると、世界の他の国々が一丸となって、停戦を実現させなければならないと切に願わざるを得ません。

 

 日本と同じようにウクライナのヒマワリ畑も今頃黄色い花が咲き誇っていることでしょう。

 

 人間の争いに関係なく、季節になれば花たちは美しい姿をみせているはずです。