団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

ベーシックインカムという興味ある制度

【AIに人間の仕事が奪われる時代】

 

 大手の都市銀行が1万2千人規模の人員削減を決めたようです。

 

 デジタル化が急速に進み、人海戦術で業務をこなす必要がなくなってきます。

 

 かつては「お堅い仕事」といわれた銀行勤めですが、その仕事が急速にAIにとって代わられるようです。

 

 人間のしていた仕事が、どんどんAIに奪われる世の中になるのでしょうか。

 

 試算によると、AIにとって代わられる仕事は49%になるそうです。

 

 今後も残るであろうと言われている、人と人とのコミュニケーションが必要な接客業や営業の仕事は、今回のコロナ騒動で苦境にたっています。

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【ベーシックインカムの導入が浮上?】

そんな中、1人10万円の一律支給が決まりましたが、これは「ベーシックインカム」という考え方に合致する措置だといわれています。

 

「ベーシックインカム」とは国民一人一人に、生活に必要な最低限の金額を無条件で定期的に支給し続けるという制度です。

 

 新しい社会保障制度ということになります。

 

 日本でこれを導入するとなると、一人あたり7万円支給で年間約100兆円の財源が必要になります。

 

 海外では、米国のストックトン州が月500ドルを支給する形で試験的に導入しています。

 

 他にもカナダ・オンタリオ州やインドのシッキム州⁽2022年までに導入)の例があります。

 

 この制度は、今回のコロナ危機や今後のAIによる雇用不安などによる社会的不安の増大に対処するのにメリットがあるといわれています。

 

「そんな財源をどうやって工面するの?」という疑問が当然でてきますよね😊。

 

 現在、世界的に富の偏在が問題になっています。

 

 最も貧しい38億人の総資産が、最も裕福な26人の総資産に匹敵するという現実を前に、裕福な人たちに「資産税」をかけて富を再分配する方法や、「所得税を増税」したり、AIで儲けている企業から「AI税」を徴収するといった方法が検討されるといいます。

 

 そんな制度を導入したら、働く意欲がなくなってしまうといった懸念も出てきますが、「AIに働いてもらって、そこから生み出される収益⁽付加価値」で人間が生活する。」ことができるとしたら、痛快だとは思いませんか😊。

 

 

 

 

 

 

家にいると体調管理が難しい

 日を追うごとに、街中から人影が少なくなってきました。

 

 今週月曜日に電車に乗りましたが、ガラガラでした。

 

 外出自粛の行政側からの懸命な呼びかけが浸透しつつあるようです。

 

 しかし一方では、自粛要請に応じようとしないパチンコ店には長蛇の列、沖縄便は当初6万人の予約だったものが、さすがに1万人台に減ったようですが、それでもシャッターの下りた国際通りに向かおうとしています。

 

 この国には有事の際にも指示を徹底させることのできる力はないようです。

 

 私たちにできることは、医療崩壊を招かないために「家にいる、なるべく出歩かない」ということでしょう。

 

 というわけで、この何日か家でじっとしていますが、時間はあるので食事はきちんと摂り、運動はしていないので、体調を保つのが難しくなってきています。

 

 朝、洗顔をするときに鏡を見ると顔がふっくらしてきたことがわかります😊。

 

 また緊張感をもって頭を回転させる機会もないので、脳のカロリー消費量も激減しているのが起因しているかも知れません。

 

 なにしろ人間は、1日に消費するエネルギーの20%を脳で使うらしいですから…。

 

 というわけで、朝・昼・晩とウォーキングをすることにしました。

 

 遠出をするわけにはいきませんので、家の近所を歩いています。

 

なるべく人のいないコースを歩くのですが、昼や夕方は人の往来が多く、朝の時間帯に重点的に歩くようにしています。

 

 季節がよくなったせいか、あちこちに花が咲き乱れています。

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 薔薇やチューリップ、ネモフィラなどが一面に咲く観光地では、大勢の人が押し寄せることを恐れて、花を切り取ってしまったようですが、なんとももったいないことです。

 

 その点、街中の片隅で静かに咲いている花々を、朝の人気のない時間帯に愛でるのは、なんとも贅沢な時間に思えてきます。

 

 このウォーキングの習慣を続けて、何とか体重を減らし、様々に紹介されているストレッチ体操などで筋肉も維持していこうと奮闘しています😊。

 

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暇つぶしは文化です😊

  今年もいよいよゴールデンウイークに突入します。

 

 これまでゴールデンウイークといえば、海外だ国内だと混雑している異空間に出かけていく旅行、または久しく会っていない親の様子を見に行く帰省が定番の過ごし方でした。

 

  今回はそれが叶わないので戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

 

「STAY HOME」を守らなければならないのですが、どのように過ごすか決めあぐねています。

 

  昨日久しぶりに会った仕事の仲間に聞いてみたところ、30代の共働きの女性は、新しいゲームソフトを買ったので、ゲーム三昧の日々を送るつもりとのこと。

 

 他のメンバーも、本を読んで過ごすという人、そろそろ伸び始めた植木の剪定をするという人、それぞれではありますが、これまでの連休の過ごし方と違う工夫をしているようです。

 

 観光に行くな、買い物は回数を控えろ、混んでいる公園などには時間をずらしてということですから、いかに家で「暇つぶし」をするかです。

 

 昔、「文化は暇つぶしだ」という言葉を聞いたことがあり、ずっと頭の片隅に残っていました。

 

「文化」とはなんでしょうか?

 

 まず「文明」というものがあります。これは人間が、安全で便利に生活を送るために様々な工夫をして発達させてきたものです。

 

 例えば人類が最初に自分の体を寒さやケガから守るため、自然の中にある草木などを加工して、自分の身体に纏う衣類を作りました。

 

 そこに衣服というモノ=文明が生まれます。

 

 そのうちに衣類に色付けしたり、形を変えて見栄えにこだわったりという「文化」が生まれていきます。

 

 また定住生活を始めるようになると、家という文明に花を飾ったり、石の置物を飾ったりという「文化」がうまれます。

 

 このように文化とは『新しくできた文明に「遊び心」が加わることで、生まれる現象』と言えます。

 

 そしてこの「遊び心」の地域的な差が、文化の違いということになります。

 

 では、文化の本質とは何か?

 

 それは『暇つぶし』なのです。

 

 人間にとって、暇というのはお腹が空いているのと同じくらい辛いものです。

 

 そこで私たちは暇をうめるために、多種多様な文化を楽しむようになったのです。

 

 このゴールデンウイークは、家でできるこれまでと違う『暇つぶし』をして新しい文化の芽をつくることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか😊。

 

 

 

自給自足率アップを本気で考える時期なのでは

 今回のコロナウィルス感染問題で、日本の危うい状況が浮き彫りになってきました。

 

 例えばマスク不足の問題にしても、中国の工場再開の報を受けて、菅官房長官は中国のマスク製造が再開されれば、マスク不足は解消されると述べていました。

 

 しかし中国政府は自国民優先とばかりにマスクの輸出を厳しく制限してしまいました。当然といえば当然です。そして今や世界中でマスクの争奪戦が繰り広げられています。

 

 7年前に尖閣諸島の問題をきっかけに、レアアース⁽希土類⁾の対日輸出禁止を打ち出したことを思い出しますが、今回はマスクの提供を武器に各国を取り込もうとするのでしょうか😊。

 

 今後、世界では異常気象による天候不順、大干ばつなどが頻発し、食料の確保が重要な課題になるといわれています。

 

 自由主義経済の維持も結構ですが、いざとなったら自国民を守るという事態が食料品に及ぶことも十分考えられるとすれば、早急に農業の再生そして自給率の向上を目指すべきです。

 

 日本の食料自給率はカロリーベースで37.37%⁽H30年度)とアメリカ130%、フランス127%、ドイツ95%、イギリス63%と「先進国の中で最低水準」なのです。

 

 以前から国は農業法人化や農地集積による大規模化を進めてきましたが、家族経営体の後継者が急速に減少していることや農村の人口減少への有効な手立てを打てずにいます。

 

 主食であるコメの生産は何とかなるとして、パン食を日常にしている国民のために小麦の品質向上と増産、重要な植物たんぱく源であるの大豆の生産の拡大、野菜の安定供給対策など、真剣に取り組んでもらいたいと思います。

 

 国民も安い中国製品や米国・豪州などの牛肉にただ飛びつくのではなく、国内生産者を守る観点から、当面は割高な国産の食料を買い支えていきましょう。

 

 そして一方で、問題意識を持った若い農業の担い手の皆さんも大勢います。

 

 次代を担う農業生産者と消費者の、日常からの情報交換のパイプも太くしていきましょう。

 

 国は農業改革の壁となっている諸々の規制を、大胆に踏み込んで撤廃していくべきです。

 

 

 

娘がテレワークをしたがっています

 日本全体に緊急事態宣言が出されました。安倍首相は、最低7割できれば8割の人と人との接触を避けて欲しいとのメッセージを出していますが、仕事を休めない人はどうすればいいのでしょうか。

 

 上の娘はコールセンター関係の部署で働いていますが、体調不良の社員が発生したようで、仕事を休んでいいものかどうか悩んでいます。

 

 会社側は対応をはっきり示さず、一人一人の社員に判断を委ねているようで、不満なようです。

 

 下の娘は営業職なのですが、テレワークをしたがっています。

 

 テレワークは現在では4割近くまで実施されているようです⁽パーソナル総合研究所調べ・緊急事態宣言が発令された7都府県で実施率38.8%)。

 

 しかし営業職のテレワークは果たして可能なのでしようか?

 

 人と会って商談をするのが仕事ですから、テレワークは難しいのではと思ってしまいます。

 

 人との接触を極力減らさなければならない状況下ですから、会社側でも通勤時の混雑を避ける「時差出勤」は実施しているようなのですが、ビジネス上の客との接触を減らす工夫はなかなか進んでいないようです。

 

 昨日は休みでしたが、午後になるとおもむろにパソコンを取り出し、なにやら週明けの仕事の段取りを組んでいるようです。

 

 会社側からの指示はないようですが、娘は娘なりに極力お客さんとの接触を少なくする工夫を考えているのでしょう。

 

 営業職もそうですが、製造業はさらにテレワークは難しいだろうと思いますが、機械工具、医療機器、航空産業製品などを製造・販売している日東工器⁽株)では、社長の大号令のもと3月2日から全社で実施すると発表しました。

 

 当面2週間実施の予定でしたが、緊急事態宣言が発表されたのを受けて、さらに延長して実施しています。

 

 医療用機器の修理など、どうしても出社して対応に当たらなければメンバーを除くと、オフィスにはほとんど人がいません。

 

 製品設計をする大きなパネル画面が机の上から消えています。

 

 普通のパソコン画面では緻密な設計作業はできないため、幅1メートル以上あるパネル画面を社員に自宅に持ち込ませ、家で設計の仕事をしてもらっているといいます😊。

 

 古手の社員からは、テレワークなど絶対難しいと大反対があったようですが、社長はそれを押し切り、テレワークに果敢に挑んでいます。

 

  あくまでも一部の企業、一部の社員ではありますが、これまで難しいとされたテレワークに取り組んでいる姿をみると、これを機会に「働き方の工夫、見直し」が進んでいくことが望まれます。

 

 

 

 

 

オンライン飲み会はいいかもしれない😊

 毎年恒例だった花見の会が、コロナ騒動で中止となり、代わりにゴールデンウィークに新緑の会を開こうとしたものが、さらなる感染拡大による非常事態宣言で、自粛しなければならなくなり、再び中止になりました。

 

 いつになったらこの集まりを開けるのか、全く見通しが立たない事態になってしまいました。

 

 そんなのんきなことを言っている場合ではないのかもそれないのですが…😢。

 

そして日を追うごとに、もしかすると短期で収束するような状況ではないのかもしれないと思えるようになりました。

 

 そんな中、オンライン飲み会というものがあることを耳にしました。

 

 オンライン飲み会とは、スマホやタブレットを利用した飲み会のことです。

 

 オンライン上に参加者が集まり、ビデオ通話をしながら飲み会をします。

 

 思っている以上に簡単に開催でき、外出する必要もないことから、Twitterを中心に需要が高まっているといいます。

 

 普段は家で飲んでいますが、オンライン飲み会を利用すれば、離れた場所にいる友人・知人と会話を楽しむことができます。

 

 私の場合、花見の会メンバーと今は会うことはできませんが、オンライン飲み会を活用すれば、家で好きなお酒やつまみを用意して、メンバーの皆さんとコミュニケーションが取れるなと考え、主催者に提案してみようと思っています。

 

 LINEやSKYPE⁽スカイプ⁾にもその機能はあるらしいのですが、ネットで見ると「Zoom」や「たくのむ」というアプリが「オンライン飲み会」に適しているようです。

 

 ただしZoomは現在「乗っ取り」に関する脆弱性が報告されていますので、安全性が確認できるまでは「たくのむ」を利用したほうがよいようです。

 

 オンライン飲み会の需要はじわじわと高まってきているようですが、リアルで行われる飲み会のような臨場感は望めないのも現実のようです。

 

 しかし、まだ当分自粛の生活が続いていくでしょうから、直接の接触を避けてコミュニケーションがとれるこの仕組みは一行の余地がありそうです。

 

 ただ私が環境整備をできるかといえば、まったく詳しくないので、若いメンバーやネット技術に詳しい方に「おまかせ」になりそうですが…😊。

 

 

 

 

国は、何故大胆な休業補償に踏み切れないのか

 新型コロナウィルスの感染拡大阻止のための一部業種への休業要請をめぐり、国と東京都は調整に手間取っています。

 

 大胆に網を掛けたい小池知事に対し、国は業種を絞るよう主張しています。

 

 なぜ国は休業要請に消極的なのでしょうか?

 

 経済の停滞を恐れている?

 

 それもあるでしょうが、私は膨大な国の借金にあると思っています。

 

 日本の借金は、平成29(2017)年12月末時点で1085兆7537億円(国債及び借入金並びに政府保証債務現在高の指標より)です。

 

 しかもこの借金は年々増えているのです。

 

 また、2018年4月時点の対GDP比での政府総債務残高ランキングでみると、

 

1位 日本 236%  2位 ギリシャ 181%  3位 レバノン 152%

4位  イエメン 141%  5位 バルバドス 132%

6位 イタリア 131%  7位 エリトリア 131%

8位 カーボヴェルデ 126%  9位 スーダン 126%

10位 ポルトガル 125%

 

 なんと日本は断トツの1位で、236%というのは、日本のGDP(1年間で国内で生産される価値の合計)の2.36年分の負債があることを意味しています。

 

2.36年生産してやっと返済し終わるなんて、自分の借金だったらゾッとします。

 

 ギリシャよりも日本の方が上というのも引っ掛かりますし、他の先進国に比べてもアメリカや中国、イギリスなどがランクインしていないことから、日本の借金の大きさがいかに突出しているかがわかります。

 

 ただ、これまでは1835兆円もの個人金融資産を後ろ盾にできたことや、国の借金相手は国内の金融機関や日銀がほとんどでした。

 

 ギリシャの場合には、国債保有者の多くは国外にいるため、金利を高く設定せざるを得なくなったり、返済の際にはドルやユーロなど他の通貨に換えて返済しなければならないという事情があり、深刻な債務不履行問題になったのです。

 

 これまでは、日本の場合はギリシャほど深刻な状態にはまだ陥らないだろうといわれてきました。

 

 しかし今回のコロナ危機で、他の先進国の財政出動ぶりをみていても、いかにも日本政府のバラマキぶりは貧弱な感があります。

 

 すでに1000兆円を超える借金がある日本には、大規模なバラマキをする「のりしろ」はないのではないかと思われます。

 

 そんな背景を前提にすると、休業補償などに首を縦にふらないことがよく分かります。

 

 今回の未曾有の経済危機により、日本が破綻に突き進まなければいいがと心配になります。