団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

娘がテレワークをしたがっています

 日本全体に緊急事態宣言が出されました。安倍首相は、最低7割できれば8割の人と人との接触を避けて欲しいとのメッセージを出していますが、仕事を休めない人はどうすればいいのでしょうか。

 

 上の娘はコールセンター関係の部署で働いていますが、体調不良の社員が発生したようで、仕事を休んでいいものかどうか悩んでいます。

 

 会社側は対応をはっきり示さず、一人一人の社員に判断を委ねているようで、不満なようです。

 

 下の娘は営業職なのですが、テレワークをしたがっています。

 

 テレワークは現在では4割近くまで実施されているようです⁽パーソナル総合研究所調べ・緊急事態宣言が発令された7都府県で実施率38.8%)。

 

 しかし営業職のテレワークは果たして可能なのでしようか?

 

 人と会って商談をするのが仕事ですから、テレワークは難しいのではと思ってしまいます。

 

 人との接触を極力減らさなければならない状況下ですから、会社側でも通勤時の混雑を避ける「時差出勤」は実施しているようなのですが、ビジネス上の客との接触を減らす工夫はなかなか進んでいないようです。

 

 昨日は休みでしたが、午後になるとおもむろにパソコンを取り出し、なにやら週明けの仕事の段取りを組んでいるようです。

 

 会社側からの指示はないようですが、娘は娘なりに極力お客さんとの接触を少なくする工夫を考えているのでしょう。

 

 営業職もそうですが、製造業はさらにテレワークは難しいだろうと思いますが、機械工具、医療機器、航空産業製品などを製造・販売している日東工器⁽株)では、社長の大号令のもと3月2日から全社で実施すると発表しました。

 

 当面2週間実施の予定でしたが、緊急事態宣言が発表されたのを受けて、さらに延長して実施しています。

 

 医療用機器の修理など、どうしても出社して対応に当たらなければメンバーを除くと、オフィスにはほとんど人がいません。

 

 製品設計をする大きなパネル画面が机の上から消えています。

 

 普通のパソコン画面では緻密な設計作業はできないため、幅1メートル以上あるパネル画面を社員に自宅に持ち込ませ、家で設計の仕事をしてもらっているといいます😊。

 

 古手の社員からは、テレワークなど絶対難しいと大反対があったようですが、社長はそれを押し切り、テレワークに果敢に挑んでいます。

 

  あくまでも一部の企業、一部の社員ではありますが、これまで難しいとされたテレワークに取り組んでいる姿をみると、これを機会に「働き方の工夫、見直し」が進んでいくことが望まれます。