今年はカレンダーの関係もあって長いお正月休みでした。
昨年暮れには早めに実家に向かい、父をショートステイをしている施設から引き取り、実家に連れて帰りました。
ショートステイ生活も慣れてきたようで、施設を離れるときには「またすぐ帰ってくるから」などと挨拶をしていました。
しかし実家に戻って2日後のこと、早朝に激しいめまいが起きてベットから起き上がれなくなってしまったのです。
大晦日と元旦の2日間、食事もほとんど摂れずに寝込んでしまいました。
正月2日になって少しめまいも落ち着いてようなので、雑炊を食べさせたのですが、相変わらずベットから少し起き上がっていただけでもめまいが襲ってくるようです。
ただ何とかベットから起き上がれる状態になったようなので、かかりつけの病院に相談の電話をいれました。
まだ先生は休んでいますが、点滴をうつことはできますとのこと、父を起こして車に乗せ病院に向かいます。
静まり返った病院に着くと、車椅子を借りて父を載せ、夜間受付口から院内に入りました。
しばらく待ち、看護師さんがやってきて点滴用のベットのある部屋に通されます。
父がベットに寝かされ点滴が始まると、2時間近く続くようなので、私たちは一旦実家に戻りました。
やはり病院内にいて、看護師さんがそばにいてくれるというのは、気持ち的に安心するものです。
当初は2日に父を施設に戻し、家に戻って3日には次女夫婦が孫を連れてやってくる予定でした。
こんな状況ですので、その予定は延期してもらいました。
その他にも用事があったのですが、すべてキャンセルです。
3日になって、実家を出て父をいったん施設に戻し、施設近くの総合病院が4日に診察を始めるので、朝一番で父を連れていくために、3日はその病院近くの宿を取りました。
3日夜から予報では天候が悪化し、雪模様になることが実家を3日のうちに離れる理由でもありました。
はたして3日の朝になると、雪がうっすらと積もっていて、路面の凍結も危ぶまれる状況です。
それでも天気は回復し快晴ですので、気温が上がるのを祈るばかりです。
病院の受付開始時間に間に合うように、宿を引き払い、注意深く安全運転で病院に向かいます。
初診ですので問診票を書いたりの手続きを終え、9時の診察開始時間に間に合うよう父の施設に戻ると、スタッフの従弟が父を車椅子に乗せ、入り口付近で待ち構えていてくれました。
いくつかの検査を経て、医者の見立ては「メニエール病」、漢方薬とめまいの薬を処方してくれました。
医者に診てもらい、父も安心したようです。
再び施設に預け、家路につく頃には、こちらもどっと疲れが出てきました。