団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

最近何かと気になる国、インド

 最近何かと話題になるインド。

 

 人口が近く中国を上回り、世界最多となることや、今年の主要20カ国・地域いわゆるG20の議長国としても世界の秩序の再建をはかるうえで期待されています。

 

 そしてモディ首相は、グローバル・サウス諸国をとりまとめようとして次のようなメッセージを発しています。

 

「皆さん(グローバル・サウス諸国)の声はインドの声であり、皆さんの優先事項がインドの優先になる」と。

                                        Dim Houさんによるpixabayからの画像

 

 またインドの軍事費は既に、米中に次ぐ世界3位となっていて、今後の外交・安全保障政策の動向は、国際秩序を大きく左右することにもなります。

 

 今回の広島G7サミットの後に開催される、自由で開かれたインド太平洋に関する日米豪印の協力枠組み(クアッド)に加わっており、対立する中国の抑止を図ろうとしています。

 

 しかし一方で、ロシアとも、兵器の購入やエネルギーの調達で良好な関係を維が持しており、ウクライナ侵略に関しては、ロシアへ直接の非難を控える立場を取ってきました。

 

 このような外交戦略は、私たちには分かりにくい面があります。

 

 専門家に言わせると、インドは自国の国益を最大限追及するという“リアリズム外交”という戦略をとっているのだそうです。

 

 インドのこのような戦略や考え方は、グローバル・サウス諸国にも浸透していくような気がします。

 

 日本をはじめG7主要各国は、インドが影響力を強めようとしている、グローバル・サウス諸国への今後の関わり方を、今回の広島サミットで大いに議論してほしいものです。