花見の季節が近づいてきました。
この3年、コロナの影響でオンライン花見に甘んじていた“花見の会”の幹事さんから、お誘いのメールが届きました。
いつもこの季節になると、開花のタイミングにあわせて開催候補日を決めて打診の連絡がくるのです。
今年は実家の外せない用事で、3月下旬にスケジュールが入ってしまいましたので、バッティングしなければいいがと思っていたのですが、うまく一週間ずれた開催候補日を提示してくれましたので、出席できそうです。
多士済々のメンバーがいますので、いつも話が盛り上がります。
Jill Wellingtonさんによるpixabayからの画像
あるメンバーから欠席の返事が届きました。
実家に認知症の親を抱えていて、毎週末実家に行って身の回りの世話をしなければならないという理由です。
我が家と同じような事情を抱えているなと思い、同情の念に駆られました。
私は比較的自由が利く立場に置かれていますので、親が何かあればすぐに駆け付けられるのですが、まだ現役の公務員としての仕事を抱えるそのメンバーは、毎週の帰省というのは本当に大変だろうと思います。
この花見の会は12年の歴史があります。
たしか最初の開催は、東日本大震災が起こった年だと記憶しています。
東北の親戚や知り合いの被災状況を心配していたメンバー、仕事の打ち合わせが長引いて、帰宅の交通手段を断たれ、幹事さんの家に寄せてもらったメンバー、ガソリン不足で調達に苦労した方々がいましたが、本当は国内に備蓄が豊富にあったことを説明してくれた業界の方、震災にまつわるいろんな話題に花が咲いたものでした。
今回はコロナ禍の3年間を過ぎて、メンバーの皆さんそれぞれにコロナ前とは違った生活様式で過ごされていることでしょう。
一昨年と昨年はオンライン形式で開催され、それぞれ自らに起きた変化などは紹介し合ったのですが、久々に直接お会いしての“リアル花見”ともなれば、ひときわ話も盛り上がるに違いありません。