2年にもなろうとするコロナウィルスとの闘い、第5波の感染が落ち着きつつあるということで、今日から自粛宣言が解除されるようです。
近所の飲食店では、早速「ビール半額」などの表示を店頭に張り出しています。
ワクチン接種が行き届いた米国などの様子を見ていても、長い間の自粛期間から開放されると、喜びのあまり羽目を外す人達が急増するのではないかと心配になります。
コロナ禍の2年を振り返ると、これで安心などとはとても思えず、またリバウンドや新たなウィルス株の登場で感染拡大がきっと起きるに違いありません。
顔の半分をマスクで覆い、手洗い・うがい、ソーシャルディスタンス励行の生活は当分続くのでしょう。
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ある調査によれば、コロナ禍で「生活にプラスの変化が出た」と感じている人は3割を超え、感じない人より多かったことが分かったそうです。
この調査は、レシピサービス大手「クックパッド」と住宅ローン大手「アルヒ」との共同調査です。
調査は今年6月、全国の男女4095人にオンラインで実施しました。
コロナ禍でプラスの変化があったと感じる人は33%で、プラスと感じなかった人の30%をわずかに上回りました。
現在の暮らしの満足度を「家族・人間関係」「住まい」「経済面」などの5分野で尋ねたところ、家族・人間関係で54%、住まいで50%が満足と答えていますが、経済面では不満が42%で、満足の30%を上回りました。
主な意見では、「夫がテレワークのため親子のコミュニケーションが増えた」「睡眠時間が増え、疲れが残らなくなった」などがプラスの変化として挙がっています。
また「無駄遣いをやめ、資産運用の勉強を始めた」「給与減で節約し、ポイントをためるようにしている」など、節約志向が強まったとする声もありました。
一昔前の「亭主元気で留守がいい」といった世代からすると、テレワークで夫が四六時中家にいられるのは、ストレスがたまる元になるのかもしれません。
しかし現在子育て中の若い世代は、「家庭・家族を大事にする」意識が高く、コロナ禍で、家で仕事をしながら、子供とのふれあい時間が増えることは、満足度が高まる要因なのかもしれません。