インド型といわれる“デルタ株”が日本国内に相当広がっていて、若い人を中心に感染の急拡大が始まっていて、大変心配される状況です。
そんなところにペルーから入国した女性が“ラムダ型”に感染していることがわかりました。
ラムダ型は南米を中心に拡大しており、ワクチン接種の進んでいるチリでも感染拡大が起こっていて、従来のワクチン接種だけでは効果が懸念されているといいます。
ラムダ型はこれまでは、スクリーニングされておらず、日本国内にこれまでも持ち込まれているかどうかは不明のようです。
高齢者を除けば、まだ接種率が低い状況の日本では、まずは2回の接種を急がなければならないのでしょう。
しかし“ラムダ型”をはじめ、新たに変異するウィルスの感染を防ぐには、どうやら2回のワクチン接種では安心できない状況が差し迫ってくるようです。
いま接種されているファイザーやモデルナを、新たな変異株に対処するための改良を行うことは、比較的簡単にできると専門家はいいます。
デルタ、ラムダの次にはどんな名前のついた変異株が現れるのでしょうか。
従来のワクチン接種だけでは効果の少ない変異株には、それに対抗する新たなワクチン接種が必要となるのでしょう。
これからの時代は、「新型コロナウィルスとの共生」を余儀なくされるといいますから、そのためにワクチンを打ち続けなければならないのかと思うと、暗澹たる思いに駆られます。