団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

久々に旅に出る

 めっきり秋めいてきました。

 

私は温泉が好きで、涼しくなってくると温泉が無性に恋しくなってきます。

 

今年に入ってからというもの、コロナ騒動で温泉はおろか、旅にも出ていないことに気づきました。

 

実家は温泉地なのですが、8月と9月に、父の入院の前後に2度行ったにもかかわらず、地元の人との接触を避けるため、温泉には入りませんでした。

 

世の中がやっと旅に出てもよい雰囲気になってきましたので、久々に温泉を求めて出かけることにしました。

 

旅先に選んだのは草津温泉、日本三代名湯の一つとしても有名です。

 

以前だと家族旅行の場合は、車で出かけたものですが、寄る年波で長時間の運転は億劫になってきましたので、電車を利用することにします。

 

当日は久々の気持ちのよい秋晴れです。

 

私は電車で旅に出る際には、車窓から移りゆく外の景色を眺めるのが好きです。秋晴れの中、畑仕事に精を出す人が見えたり、ススキが風になびく風景が次々と目に飛び込んできて、飽きることがありません。

 

車両内を見渡すとガラガラなので、本を読む妻の隣の席を離れ、反対側の空席に移動し、車窓の景色を堪能します。

 

電車からバスに乗り継ぎ、草津温泉駅に到着、荷物をコインロッカーに入れ街を散策します。

 

わずかな距離なのですが、湯畑のある街の中心までは急勾配の下り道、膝の悪い妻にとっては大きな負担です。

 

湧出量の豊富な温泉の流れが、硫黄のにおいと共に目の前に現れました。もうすぐこの良質な温泉に入れるのかと思うとワクワクします。

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私は生まれてから10数年間毎日温泉に浸かって育ちました。

 

 実家を離れてからは、その温泉の有りがたみも感じないままに時が経過しましたが、年を取ってくると、たまに実家に帰った時に入る温泉の良さを実感するようになりました。

 

 宿に入ると早速、風呂場に一目散に向かいます。

 

 草津の湯は幼いころから入っていた温泉の湯質と似ていて、体中を癒してくれます。

 

 風呂に使ったり、出て体を冷ましたりを繰り返しているうちに、あっという間に1時間程が経ってしまいましたので、湯あたりをしてはいけないと思い、あわてて風呂を出ました。

 

【徹底したコロナ対策】

 夕食会場に向かうと、消毒スプレーで手を消毒してテーブルに着くまでマスク着用です。

 

 一部の料理は、バイキング形式で各自で取りに行くのですが、その際はマスクと手袋着用です。

 

 バイキング形式の料理は一品一品小皿や小鉢に盛り付けられており、一つ一つにフタがしてあります。

 

 コロナ前に比べたら、調理・配膳スタッフの手間ひまは格段に大変だろうと思いながら、食事を堪能しました。

 

 GO TO トラベルがはじまり、各地の観光地は久し振りに活況を取り戻しつつあるようです。

 

 10月から東京が対象に加わり、観光業界は勢いづいているようですが、コロナ対策をどこまで徹底できるかが、経済と感染対策の両立をはかるうえでの決めてとなります。

 

 我々が泊まった宿の感染対策の徹底ぶりには感心させられるものがありました。

 

 このような努力を続けることにより、この宿が以前のような勢いが戻ってくることを願いながら宿を後にしました。