団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

耳を澄ませて「秋の気配」を感じる

 朝晩は過ごしやすくなり、暑さともお別れかと思うと、ほっとします。

 

今年の8月は記録的暑さだったようですから、暑さから解放される安堵感もひとしおです。

 

つい先日まで熱中症で死亡した人のニュースが連日報道されていました。日本の夏を乗り切るには、もはやクーラーなしでは無理な状況になっています。

 

 昨夜は久しぶりにエアコンを止め、窓を開けて休みました。

 

 今朝の寝覚めも気持ちよく迎えることが出来、快適な朝を迎えています。

 

 窓を閉め切っていると気づかないのですが、静かに虫の音が聞こえてきます。

 f:id:dslownin:20200918101227j:plain

       yamashinさんによるPixabayからの画像

 

 若い頃には夏が好きでいろいろな思い出を作りましたから、この季節は夏が終わる寂しさを感じたものです。

 

 しかし齢を重ねた今となっては、家族がまだ目覚める前の静かな時間を、虫の音を聞きながら過ごしていると、「あ~、いい季節になったな~」などと、しみじみ感じている自分がいます。

 

 いまや季節の移ろいのなかでも、夏から秋になっていくこの時期がとても好きになりました。

 

 日本は四季の移ろいを感じることのできる恵まれた国です。

 

 しかし若い頃はその季節の変化には目もくれず、めまぐるしく目の前のことに追われる日々を過ごしていました。

 

 時折、遅い時間に帰宅する際に、歩いていると虫の音が聞こえてきて、ホッと一瞬の間、心が癒されたとか、仕事帰りに飲んだあとに、皆でカラオケに行った時に、この時期を意識して「小さい秋見つけた」を選曲するくらいがせいぜいでした😊。

 

 8月に夏休みをとって、その後、山のように溜まっている仕事に向き合わなければならない時期だったこともあったのだと思います。

 

 この時期の早朝の、虫の音しか聞こえない静かな間は、自分を見つめなおすには最適の時間です。

 

 最近身の回りに起きた出来事の一つ一つを思い起こしながら、今おかれた自分、そしてこれからの自分などを、心に問いかけながら過ごす時間は、これからもとても貴重な時間になりそうです。