団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

貯蓄額を平均して発表して何の意味がある?

「老後の生活のためには、年金以外に2000万円の蓄えが必要」という数字が話題になりました。

 

先日、新聞を眺めていたら「今年還暦の人はどのくらい貯金しているのか?」という記事が目に留まりました。

 

 PGF生命が今年還暦となる1960年生まれの男女2000人を対象に、インターネット調査を行った結果の数字をみてビックリ!

 

 なんと平均貯蓄額(配偶者がいる場合は合算)は、3078万円だそうです。

 

 ただ例によって一部の高額貯蓄者が平均値を押し上げている結果です。

 

 この手の平均数字を見るたびに、「私は負け組みなのか😢」と暗い気持ちになってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

 日本はすでに所得格差・貯蓄格差がはっきりしている「格差社会」になっていることは分かっているのに、それらを平均した数字を発表して、何の意味があるのだろうといつも思ってしまいます。

 

 平均では実態が分からないので、中央値で見るべきとの意見もありますが、単に順番付けされている気にもなってしまいます。

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    Mylene2401さんによるPixabayからの画像

 

 還暦⁽60歳)といえば、人生の終盤を迎えようとする年ですから、これから頑張って巻き返しを図るなどといっても、もはや限界があります。

 

 平均より下だから、もっと貯蓄を増やそうとして、焦って慣れない投資などに手を染めるのは、リスクを考えると、あまりお勧めできません。

 

 だとすれば他人と比較して、めげてしまうより、自分の足元を見て「お金はなくとも、これからの人生を精神的に豊かに過ごす術」を見出していくことに心血を注いだ方がよいのではないかと思います。

 

 退職をしてから結構な歳月を過ごした私ですが、その間の経験から、そのように感じています。

 

 所得が少ないなりに、貯蓄額が少ないなりに、生活コストを下げる工夫をしながら、何とかささやかな楽しみを見出して暮していく術はあると思うのですが…。

 

 無駄を一つ一つ省いていく生活を、楽しいと思えるようにしたいものですね😊。

 

 

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