夏の選抜高校野球が中止となり、全国の高校球児が絶望の淵に追い込まれました。
甲子園球場の土を踏むことを夢見て、研鑽を積み、青春を捧げてきたのですから、目標が突如失われた時の喪失感は計り知れないものだったでしょう。
これを見るに見かねた高校野球関係者(日本高野連)は、選抜出場を決めていた全32校を甲子園球場に招待し、8月10日から交流試合がスタートしました。
優勝を目指して勝ち抜いていくというドラマはないにしても、精一杯のプレーを見せてくれています。
試合を終えた球児たちの、やり遂げたという笑顔が印象に残りました。
PezibearさんによるPixabayからの画像
そんな中、松江市の立正大淞南⁽しょうなん⁾高校の男子サッカー部を中心に新型コロナウィルスの大規模なクラスターが発生しています。
これを受けて、部員が寮生活を送る全国の高校サッカー部は対応に追われ、対外試合の中止などが検討されているといいます。
ここでオヤっと思ったのは、高校時代にスポーツに打ち込む生徒たちのほとんどが合宿生活・寮生活を送っているはずですから、サッカー部に限った話ではないのではないかということです。
新型コロナ騒動後、集団生活を支える関係者は、感染防止の施策を講じているはずですから、このクラスターの発生はさらなる防止策を問われようとしています。
エネルギーに満ち溢れた高校生のことですから、集団生活での中で、一旦コロナウィルス感染が起きてしまえば、感染スピードも通常より早いことが推測できます。
スポーツの世界で、集団生活を送りながら技術と力を磨いていくことは、必要不可欠のように思えます。
一方で、体力に満ち溢れた若者が、集団生活をおくる際の、感染防止の難しさはあり、市中感染が広まっている中では、今後もスポーツ分野でのクラスターの発生が起きる可能性は高いと思われます。
せめて、甲子園で繰り広げられている交流試合が、ウィルス感染などが起きることなく、無事、全チームが試合ができることを祈るばかりです。